先日息子の図書館通いに付き合って、2時間近く館内の本を色々読んでました。

その中で、飛ばし読みではなく、熟読したいと思ったのが今月の一冊です。

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で造られたイメージは、どこまで本当だったのか。

この本でも答え合わせができると思いました。

 
 
先が見えない、変化が速い、グローバルと龍馬の時代と似ている現代。
だからこそ、彼の行動が前に進む参考になるのだと思います。
まず何が凄かったのかというと、日本の枠組みで国益を考えたことでしょう。
 
・神戸海軍操練所 → 海運技術を広める
・紀州藩に裁判勝訴 → 法律で論理的に戦う
・船中八策と大政奉還 → 明治憲法の礎
・薩長同盟の立役者 → 倒幕の一大勢力へ
・日本初の会社を作る → 亀山社中
 
広い人脈とキーパーソンを見つける眼力があったからこそ成しえたものです。
特にインフォーマルな人脈が大事なんだとか。なるほどね。
それと人心掌握。上下に関係なく対等の関係でなければなりません。
 
まっ色々示唆に富む内容でしたが、改めて坂本龍馬の偉さが分かりました。
もし暗殺されず明治維新以降まで生きていたら、どんな偉業を成したか。
もっとリベラルな社会を作ったのではないかと想像しました。