台風の影響で
首都圏も今日いちにち、
晴れとゲリラ豪雨の繰り返し
西の方ではもっと荒れ模様とのこと
大きな被害が起こらないことを願うばかりです
9月の台風
ふと思い出すのはもうずいぶん昔の、この映画
相米慎二監督「台風クラブ」
初めて観たのが中学生のころ、衝撃的でした
大好きな映画のひとつです
youtubeでこんな動画を見つけました
ある平和な地方都市の中学校が舞台
台風が来ることをきっかけに
なにか満たされない思いを、抑圧されたエネルギーを爆発させる
思春期のこどもたちの葛藤や心の危うさ、脆さを描いた作品です
ググってみますと、ベルナルド・ベルトルッチ監督も大いに影響を受けたようですね
「青春」の明るいひとことで片付けられない、
おとなというものをリアルに知り始める思春期特有のなんていうか、
鈍い痛みのような感情
自分のその頃を思い出すと、なにかとドス黒いです(笑)
さておき、
その繊細さを描くあまり
今の映画ではきっとNGとされるような、理解しがたい表現も出てきます
これが衝撃的でした
さらにこの動画では違いますが
もともとこの映画で使われていた楽曲はバービーボーイズの名曲
「暗闇でDANCE」や「翔んでみせろ」
扇情的なメロディとツインボーカルは
この映画用に書き下ろしたのかと思うくらいマッチしていました
明るくないけれど、艶やか
ぐっときますね
全編通して色彩的にも明るくないのですが
嵐が去って、おだやかな朝
薄いセピア色くらい明るい光に満ちて輝く
海のようになった校庭が延々と流れるラストシーンはなんだか圧巻
またひさしぶりに、観たくなりました
明日はこのお天気、どうなるでしょうか
わたしも一日オシゴトで出ますが、
お出かけのかたは、どうぞお気をつけくださいね