寄席と国立演芸場主催の真打披露興行が終わって、林家一門というか、海老名家メンバーでの記念落語会、途中口上もあります。

近くのもう少しちいさな会場で、定期的につる子さんは独演会を長い間続けてこられましたが、今回は2階席のある日本橋劇場、2階まで札止め満員です。

 

たけ平師匠の「宗論」、正蔵師匠お得意の「おすわどん」と明るく進みます。

口上で正蔵師匠は、これまでの寄席と同じようなつる子さん入門時の馴れ初めからの話。真打昇進披露宴で司会だったたけ平師匠との掛け合いもあります。

普段の口上では、つる子さんは話しませんが、ここでは正蔵師匠のはからいで、つる子さんが話そうとされますが、寄席での口上の時と同じで、大泣きで言葉になりません。これを見ると毎度ぐっときます。

 

三平師匠は、笑点おりた頃より明るく元気そうですが、お父さんが得意だった漫談やだじゃれが延々続きます。口上でもだじゃれを続けておられました。

お父さんを知っているお客さんは、これから減っていくのに、どこへ向かっておられるのか、ちょっと不安です。

 

ひざ前の紋之助先生は、最後は客席まで降りて来られて大熱演です。

つる子さんは、口上の続きで、冒頭泣いておらえましたが、中村仲蔵の本編入るとさすがです。

寄席での披露目でも何度もかけておらえた演目、かなりこなれて、忠臣蔵、斧定九郎のシーンでは鳴り物にばっちり合って時間も手頃に。

これからどんなネタをやっていかれるのか、楽しみです。