高校一年の来栖黒悟は、祖父の影響で歌舞伎が大好き。歌舞伎を部活でやってみたい、でもそんな部はない。だったら創ろう!と、入学早々「カブキブ」設立を担任に訴える。
けれど反応は鈍く、同好会ならと言わせるのが精一杯。それでも人数は5人必要。クロは親友のメガネ男子・トンボと仲間集めを開始。無謀にも演劇部のスター、浅葱先輩にアタックするが…!?
こんな青春したかった!ポップで斬新なカブキ部物語、開幕!
(「BOOK」データベースより)
この本を読んだきっかけは4月にスタートしたアニメ、画は今一つなんだけど、お話としてはなかなか面白い。「あれ、そういえば、これ、原作が一昨年のカドフェスに入っていたよな」とふと思い出し、読んでみた。
学園もの、青春もの大好きの私だが、自分がバレー部だったこともあって、文化部系の部活の話はどうも感情移入できない。どうしても単なる面白い話として読んでしまう。
でも、確かに、面白いので、まあ、いいか。
自分は、歌舞伎の知識がほぼ皆無なので、歌舞伎の入門書としても良い。伝統芸能といっても江戸時代のエンターテインメント、軽い気持ちで興味を持って良いんだ。歌舞伎、見てみようかなと思わせる作品に仕上がっている。
でも、黒吾みたいなやつがクラスにいたら、確かにちょっとウザいかも。