友達にオススメしてもらった映画

’サヨナライツカ'

を観ました。


人を愛する美しさ

尊さ、純粋さ、情熱、残酷さ

色んな感情を感じました。


愛してるという言葉が

印象的に使われてきて

最初は台詞の一つとして

聞いていたのですが

ある場面での愛してるを聞いたとき

胸にしまっていた自分の事が

心に飛び込んできました。


彼と一緒にいた頃

"好き" とか "愛してる"は

いつも彼から言ってもらってばかりで

私からは

なかなか恥ずかしくて

彼から言ってもらった時に応えるのが

精一杯でした。


私から言いたい。

とずっと思っていて

一度だけ言えたんです。


大好きと。

そうしたら彼から返ってきた言葉は

俺は愛してる。

でした。


あの頃は

愛してる。を普通の事だと思って

受け止めていましたし

その言葉の意味も

分かっていなかった。


私は言葉どおり

彼を大好きだったんです。

まだ愛してはいなかった。

愛する。という意味は

知らなかった。


正確にいうと

知らなくてもよかったんだと思います。

それは彼の愛の方が大きかったから。


どんなに愛されていたか。

彼が言っていたとおり

私がどれだけ特別だったか。

その深い意味が

今初めて分かりました。


数えきれないほどの

愛に溢れた日々でした。


そして今もそれを思うと

全身が温かくてフワッと包まれた

優しい気持ちになります。


映画で

人生の最後に

愛したことを思い出すか

愛されたことを思い出すか

そんな台詞がありました。


観ながら最初は

私は愛したことを思い出す。

と思っていたけれど


私は愛されたことを思い出します。


やっぱり貴方に

ありがとう

といつか伝えたい。


それから

愛してる と。