みなさん、博薫堂へようこそ。
笑顔とうなずき、癒しの声であなたの
心を素直にする、言葉の魔術師、
スコットです。
今回のテーマは、
人間は一度に複数の情報を
処理しきれない
です。
「いや、私はそんなことない」
「僕も仕事をいくつも抱えてるけど、
こなしてる」
という声も当然あるでしょう。
では、次のような問題が出されたら
いかがでしょうか?
Q1.戦国武将で甲斐の武田信玄公に
ある調味料を贈り、「敵に?を贈る」
という言葉を生んだきっかけを作った
のは越後の上杉謙信公である。
さて、謙信公が信玄公に贈ったとされる
その調味料は何でしょうか?
そして、謙信公が上杉家の家督を継ぎ、
上杉政虎と名乗る前に名乗っていた
名前は長尾○○という名前でしょうか?
また、謙信が家督を継いだ上杉家が
担っていた幕府の要職は何だった
でしょうか?
Q2.また、謙信公から?を贈られた信玄公
は自らの分を8%残し、配下の武将23名
にこれを均等に分けるよう、軍師の山本
勘助に伝えた。
この時、謙信公から贈られた?が300kg
あったとすると、23名一人当たりに何kg
の?が分けられることになるか?
問題が僕の好きな歴史物であることは、
ご勘弁いただくとして、皆さんの頭の中で
「何をどう処理するのか」
は一瞬一瞬であり、武将一人当たりの
?の割り振りを考えている時には、
上杉家がなんの要職か考えられない
のです。
つまり、同時に何かを抱えていても、
必ず、それぞれの中で
優先順位が付けられて、
処理される
ようになっているのです。
でないと、私たちの脳はパンクをして、
制御できない状態になります。
これは無意識的にやっていることも
あるし、今回の問題で言えば、
「数学の問題からやっておくか」
「歴史の方が好きだから、解いておこう」
と自分の嗜好で意識的に優先順位が
付けられることもあるでしょうし、
「順番通りにやろう」
と出てきた順で処理していくこともある
だろうと思います。
聖徳太子や弘法大師がよく一度に
たくさんの人の話を聞いてそれに応えて
いったという逸話がありますが、恐らく、
感覚的にポイントを絞って、
「この少年の質問の要点はここで、この
おばあさんの要点はここかな・・・」
といったように、少年の話を聴いている
時はそこに意識を集中して、おばあさん
の話はおばあさんの話に集中して、
切り替えをしていたのではないかという
のが、僕の推測。
なので、少々的外れな回答をしたこと
もあったと思いますが、
一度にたくさんの人から話を
聴くことが出来る
こと自体が凄いことなので、それに対する
回答がどうであるかというのは、この際、
焦点から外れているのです。
ちなみに、聖徳太子が実在しなかった説は
ここでは議論の対象ではないので、あしからず。
という訳で、私たちの人間の脳は、生命
コントロールの観点から、大量の情報を
処理しないようにあえてできているので、
「どうしよう。こんなにたくさん
できな~い」
なんて嘆く必要はまったくなくて、
「まずこれをやって、その次に
あれをして、そのまたあとに・・・」
とやれば良いのです。
とはいえ、現代社会、そんな無理難題を
吹っかけてくれる上司とかもいて、大変
ですが、出来ないものは出来ないので、
出来るように大きな時間軸の中で、物事を
捉える習慣を持ちたいですね。
あ、忘れていましたが、解答をしておくと、
謙信公が信玄公に贈った調味料は
「塩」
謙信とは法名であり、
初名は長尾「景虎」と名乗っておりました。
そして、上杉家の名跡を継ぎ、上杉政虎、
後に将軍足利義輝より一字をもらい、輝虎
となり、法名に「謙信」と入れたのです。
ちなみに上杉憲政から家督を受けた際に、
もらいうけた要職は
関東管領(かんとうかんれい)
です。
そして、塩の一人当たりの割り振りは、
「12kg」
で、信玄公の取り分は24kgになります。
計算式は・・・
300:X=100:8
⇒100X=2400⇒X=24
300-24=276
276÷23=12
の比率計算式で先に信玄公の分を
割り出してやると早いかなと・・・
あぁ、自分で問題作っておいて、久々に
使っていない脳の部分にアクセスしたって
感じです。
では、また!
スコット松本

