伊吹文明文部科学大臣に11月11日に自殺するという

内容の「自殺予告」が届き、それが文部科学省から異例の

深夜の記者会見で公開された。


 なんでも、「8日までにいじめをおこなっている対象者を注意

しなければ、11日に自殺し、担任の先生も翌日に自殺しろ」と

いう内容である。


 果たしてこれは、いじめられている生徒からの声なのか

いたずらなのか不明だが、文部科学省が深夜の記者会見で

発表したということは切迫感があり、自殺を思いとどまって

ほしいという気持ちからだったのだろう。


 しかし、この生徒の手紙の内容が正しければ、この先生

は何のために教師をしているのか?

「我慢しろ」って、それが限界に達したからあなたに相談したん

ですよ?


 頼られてるのになぜそれに応えないのか?


 それは先生が教職に魅力を感じていないからではないか?


 教科の授業をしてテストで良い点を取ってもらったら、良い先生

なのか?


 はっきり言ってそれは違う。


 一人の人間として、生徒を見下してみるのではなく、フラットな

ポジションで「対話」をする。


 いじめが起きた時にこそ、先生の「人間味」が表出すると思う。


 いじめられている生徒や児童が損をしない社会を創っていか

なければ、日本は有能な人材を失っていくことになる。


 もう、受験偏重の学校教育はやめよう。

「ゆとり教育」は本来、個性を活かしていこうとする姿勢で始まった。


 しかし現実は、大きな歪みを生んでしまった。


 大学は科目受験を要しない、面接などの実施で入学許可を出し、

知識や技術を習得・実践できる機会を常に提供できるようにする。


 そうすることで、科目受験では計れない多くの才能の輩出に

必ずや繋がると信じている。


 いじめによって学校を多く欠席していることを内申書に記載して

あっても、それを悪い評価にしないこと。

 これは、高校受験時での不登校の中学生に対する評価も同様

である。


 日本の教育に真のゆとりをもたらすもの。

 それは、大学入試改革である。


 文部科学省に「自殺予告」を送った君へ。

 自殺予告をしたってことは、迷ってるんでしょ?

 そんな迷いは、必要ないんだよ。


 仮に君が自殺を決行して、担任の先生翌日にちゃんと

自殺できると思う?

 無理だよ。出来ない。

 そんなことになったら、君は「死に損」じゃんよ。


 死ぬな。

 人間は、何のために生きているのか?


 それは死ぬために生きているんだよ。

 矛盾したこと言ってる?


 人間だけじゃなくて、生物は不老長寿の薬でも開発されない

限り、絶対に死ぬ存在なんだ。


 だったら、わざわざ命を絶つ必要なんかない。


 学校に行くのが辛いなら、行かなければ良いんだから。


 そして、また行きたくなったら行けば良いんだ。


 自殺をしようと思っている、そこの君。


 どうせ死ぬんだから、今死ななくていいんだよ。 



 博薫堂