先週、ワイドショーやニュースで福岡・筑前町のいじめ事件が
取り上げられていたが、責任追及ばかりしていて事の本質を
見誤っているのではないかと感じた。
ただ、これまでのいじめ問題と明らかに違う点は
「教師(担任)がターゲットに引き金を引いた」
ということだろう。
「からかいやすかったから、いじめた」という、47歳の当該教師からは
かつて、「聖職」とも言われた教師のイメージとはかけ離れた印象を
受けた。
また、その教師は生徒をいちごに見立てて「格付け」をしていたと
いうことだ。
人材採用時に大学名を聞かなくなった(重視しなくなった)企業が
増えてきているこのご時世に、大学名で人をランク付ける物差しの
短い人物なのだろう。
しかも、品種だけならまだしも「出荷不可」(今回の被害者はこれに
ランク付けされていた)などという、ランクも用意されていた。
これは形を変えた「人間失格」のレッテルを貼っていることに、
この教師は気付かなかったのだろうか?
というより、この教師はなぜこのようなことを行なったのか?
彼にとって生徒は、「自分のばかげた思想や価値観を投影する
ぬいぐるみ」だったのだろうか。
人間である以上、考え方や思想、価値観は違って当然である。
本来は、学校はそうした考え方の土台を醸成する場であったはずが、
いつしか画一的に偏差値という物差しで、個々が持つ魅力や能力を
引き出せなくなってしまった。
今回の問題で校長や教育委員会のいじめに対する自浄作用が
ないことをまざまざと証明してしまったが、それは「学校教育」そのもの
を大きく変える時に来ているのではないかということだ。
言い方を変えれば、「学校との関わり方」を変えていくということ。
次回、このいじめ問題からこの「学校との関わり方」の個人的意見を
書いていきたい。
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