「能力が目ざめる瞬間」の紹介 | ひろくん39の統合失調症日記

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現在精神科に通院中で、診察をメインに書いていますが、それ以外にも日々の楽しかったことなどをつづってます。

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2003年3月28日 「能力が目ざめる瞬間」の紹介
 
今日は本の紹介です。タイトル「能力が目ざめる瞬間」 中島孝志著から一部を抜粋します。
 
生命の根源
 
 因が生来的、宿命的で人間の力を超えたもの、縁は人為的、運命的で人為のおよぶ種類のものであるとしても、求めても求めても、求め得られないものが因縁であり、また求めなくとも求め得られるもの、それも因縁である。
 
 釈迦ゴーダマ・シッダルタは悟りを求めて難行苦行の林に座すること六年、それでも悟りを得られなかった。半ば諦めて村里に降りてくると、そこに大きな菩提樹がある。菩提樹のほとりに流れているネランジャラの河で、ゴーダマ・シッダルタは六年の垢を落としてしばらく休息をとった。
 
 休息するうちにゴーダマ・シッダルタは、シャカ国の王子として生まれ、豊かな環境のなかに育っても悟れなかったこと、断食や座禅を続けたこの六年間の苦行のなかでも、悟りを得られなかったことなどを静かに反芻していた。薄霧のなかをチュダリヤ・チュダータという人妻が乳粥を持って菩提樹に捧げた。彼女は子供を授かるように菩提樹に願をかけ、それが叶ったお礼として乳粥を置いていったのである。
 
 六年間飲まず食わずであったゴーダマ・シッダルタは、その乳粥を手に取る。「美味しい」と感じる。幸福感が体にみなぎってくる。 そのとき忽然と悟りがゴーダマ・シッダルタを襲った。
 
 前智全霊を傾け、悟りを追い求めている時には悟りの奴隷となり、悟りを忘れた時に悟りが向こうから襲ってきた。
 
 求めても得られないもの、求めなくても得られるもの。それが因縁の世界である。
 
以上、紹介終わり。