あけましておめでとうございます。


昨年11月を最後に更新が途絶えているにも関わらず毎日一定数の訪問がありました。


さて、昨日はネットでの知り合いの市川太河さん製作の CD-ROM 『光の国から愛をこめて』 Disk 1 が

配布されるということで、生まれて初めてコミックマーケットへ行ってまいりました。

郵送されることになっていたのですが、早く現物を見たいと思い、東京ビッグサイトまで足を運んだのです。

非常に濃い場所で濃い人ばかりが集まり、正直言って二度と足を踏み入れたくはないなあと思ったのですが、

配布を行われていたサークル「スタピライザー」の人達はごく普通の人達で好感が持てました。

主宰の矢的八十郎さんの人脈で「太陽にほえろ!」の同人誌もありましたので、

そちらも購入し、そそくさと帰りました。

まだ全部見てはいないのですが、

デューイ教育論とか、馬鹿じゃねぇの?(笑) 」と豪語されるだけの内容になっていました。


あと頷いてしまったのは「北へ還れ!」の以下の部分です。

満田監督の演出は
本人が入れ込んだ特定のシーンだけ抽出すると光るものがあるが
それ以外の部分での、全体構成やモンタージュ構築が
おざなりになっている作品も多い。
本話では、警備隊本部に招かれたフルハシ母(市川春代)のシーンなどでの
彼女を取り巻く「せわしない軍隊の他人達」描写は秀でていただけに
他のシーンやコンテレベルの稚拙さは、つくづく残念であるとしか言えない。


市川太河さんがなぜ満田監督を批判するのかはこの部分に集約されていると思います。

ここを読んで、ひし美ゆり子さんが、

満田監督は最終回撮影前にひし美さんと森次晃嗣さんを呼んで

あの場面を特訓していたが当の二人は「なんでこんなことするのだろう?」と

陰で文句を言っていた、と書かれていたことを思い出しました。

確かにあの話は、この場面を盛り上げるためだけに演出されているかもしれないなあ、と思います。

こういう本質を突いた評論は大好きです。

ファンといえば褒めまくることと勘違いしている連中にはこういう文章は書けません。

裸の王様には「王様は裸だ」と言ってあげなくてはいけないのです。

茶坊主に徹することが良いとは思えません。


なお、コミックマーケットでの配布では16時過ぎには当日配布予定分を完配 したそうです。

あの「デューイ教育論」の困った人が手にしたかどうかは知りませんが、

皆さんの関心が相当高かったことがわかります。

郵送での申し込み受付を再開されたそうですので、欲しい方は連絡をとってみてはいかがでしょうか。