昨日行なわれたHARD OFF ECOスタジアム新潟での横浜対中日戦を観戦した関係で今朝は新潟にいました。新潟でも新作ヤッターマンはネットされていました。「早朝に枠移動してから、玩具売り上げに頼らなくても安定した視聴率が取っている事実や、ここ最近の企業タイアップを見ているとまだまだ安泰と信じていたので、本当に最終回になることはかなり悲しく、大ショックものがあります。」と寝ぼけたことを書いている似非ファンもおりますが、この人達は本当にアホータロウみたいに現実が見えていないんですね。アホータロウも自分の立会演説会に大勢の人達が押し寄せるのを見て、自民党の人気も落ちた物ではないと思い込んでいました。さらに日刊ゲンダイに載った記事によれば、アホータロウは「自民党が負けたのは小泉・竹中による改革の破綻と二代続いた政権途中放り投げが原因であり、最後まで投げださずにやりぬいた自分には責任がない」と考え、総裁続投を狙って動いていた、というのです。日刊ゲンダイの記事ですので信憑性は薄いかもしれませんが、今までの言動を見るとあながち嘘でもなさそうだなと思えてきます。アホータロウは自民党政権を終わらせてしまいましたが、それと同じように、新作ヤッターマンのスタッフは過去の名作に泥を塗り、タツノコプロを再起不能と思える状態にまで落ち込ませてしまいました。いや、本当にそう思いましたよ。
さて前の記事で最終回は3部作になることを書いたのですが、9月はもう一回放送があることを忘れていました。それが今日放送された話です。今回は今までの話に比べればまあマシな部類に入るかなあとは思いましたが、インチキ商売の額が1000円だったりするなど、いまいちな点がたくさんありました。まあそれをいちいち挙げていくとキリがないので最大の問題点のみ書きます。それは、物語の核となった琥珀の扱いが相変わらずいい加減だったということです。ブルービートルを追い求めたムシゴロウはついにブルービートルの入った琥珀を見つけるのですが、その見つけ方が実にいい加減でした。なんと、琥珀はこのような状態で見つかるのです。

つまり、宝石のような石の状態で見つかるのです。これを見た私は呆れてしまいました。ダメ押しとしてムシゴロウは琥珀を拾いまくります。

いやあ、琥珀って石の状態で堆積しているもんなんですねえ…ってそんなわけはありません。私は日本で琥珀を産出する岩手県久慈市にある琥珀博物館 に電話して問い合わせてみました。すると、久慈では地層の中に埋まったものを掘り出していることがわかりました。確かに富山県の越中宮崎の翡翠海岸のように石の状態で産出する箇所はあるにはあるのですが、その琥珀は遠くから川や海の流れにのって運ばれてきたものだということです。上の状態になっているのは皆無と言ってもいいでしょう。実際私は大学3年生のゴールデンウィークの時期に富山県を旅行したことがあり、その時宿泊したユースホステル天香寺のペアレントさんの案内で越中宮崎の翡翠海岸で翡翠を拾いに行ったことがありますが、全然見つかりませんでした。翡翠海岸に転がっている翡翠は元々姫川の上流にある鉱床が川の流れで削られて運ばれた物ですので、運が悪いと空振りに終わることもあるのです。
以上のことから、新作ヤッターマン第57話のような状態で琥珀が見つかるとは到底思えません。今回の脚本を書いたのは本田雅也ですが、話の進め方から考えて、本田が脚本でこういう情景を指定したのを作画神が何も調べずに絵にしたと思われます。本田は宝石がどのようにして採掘されているのを知らないのでしょうか? ここは物語最大の山場と言うべき場面なのですから、きちんと調べてほしかったです。そういう発想がスタッフにまったくないということも驚きです。本当、日本のアニメやドラマは質が悪くなりました。今はなんでもインターネットなどで検索できるはずなのに、使いこなせていないようです。昔はそんなに技術が発達していませんでしたが、スタッフの想像力は今の作品よりもあったと思います。今は高度な技術に頼り過ぎてしまい、想像力が欠落していると思います。だから、視聴者の胸を打つ作品が皆無なのでしょう。上から目線の作品が目立つのでしょう。一度娯楽とは何なのかをテレビのスタッフは考えるべきだと思います。