今日から毎週日曜日朝7時からの放送となった新作ヤッターマン。これに合わせて色々と改変が行なわれました。その内容はと言うと「スワッチのアニメ日記 」によると次の通りです。


名探偵コナン」放送終わりから12時間半後の翌日4月5日の日曜あさ7時からは「ヤッターマン 緊急出動!ヤッタージンベエだコロン!」を放送するよ。サブタイトルからもわかるようにこの放送から新メカ、ヤッタージンベエが登場します。シナリオ会議でもみんなよく間違えました、ジンベイじゃなくてジンベエ。この新メカは約30年前のオリジナル版にも登場していない全くの新キャラでね。3月16日放送「ヤッターマン さらばドロンボーついに解散だコロン!」にも最後にちょっと登場、ドロンボー側新キャラのドクロベエの孫・ドクボンが初登場したけど、それに続くヤッターマン側ビッグキャラ。そのドクボンがこれまた新キャラ、ペットのネエトンと一緒にこの話数でも大暴れ。ドクボンを演じるのは若き実力者・三瓶由布子さん。さてネエトンを演じるのは…、見てのお楽しみであります。さらにさらにヤッタージンベエは誰が演じるのか…、と言ってもみなさんはもう予想がついてるよね?だからアノ天才がどんな風に演じるかは、みなさんのその耳で確認してくださいませ。ヒントをですか?…うーん、ヤッタージンベエはかなり感動的な役回りを果たす事になっているんだよな。えっネエトンも?って、このキャラは人間じゃないんだよねー。さあ素敵な休日の始まりを担うことになった「ヤッターマン」は、より力いっぱい明るく元気に笑いと面白さをお届けしていきますので、これまで同様以上に応援してくださいね。よろしくお願いします!


これだと長過ぎてわかりにくいと思うので短くまとめると次の通りです。


・新メカのヤッタージンベエ登場

・新キャラクターのドクボン(ドクロベエの孫)とそのペットのネエトン登場


もう少し簡潔に書けないのですかねえ。あと、ヤッタージンベエのモチーフとなったジンベエザメは体にある模様が着物の甚兵衛(じんべえ、甚平〈じんべい〉)に似ていることから名づけられたとされますし、日本語の揺らぎからジンベイザメと呼ばれることもあるので、別に「シナリオ会議でもみんなよく間違え」たとしても問題ないと思いますけどね。さてこの変更により、格段に面白くなったと言えるのでしょうか。まずは新作ヤッターマンについてはとても好意的な感想しか書こうとしない「3悪ドットコム 」の感想です。


ゴールデンタイムの呪縛から開放され、番組の構成が大幅に改善されました。まず冒頭は主題歌から始まり、Aパート終了時にアイキャッチが登場。ミニゲーム(オモッチャマのカードを探す)を挟んでCMが流れた後、答え合わせの後に再びアイキャッチが出現してBパート放映。エンディング後にもう一度ミニゲーム(暗号でGO!)を行って、次回予告が流れて番組終了。今までのヤッターマンは、変なタイミングでCMが流れて不満に思うことがあったのですが、今後はそうした心配をしなくて良さそうなので一安心です。ただ、豆知識は無くさなくても良かったような……。


続きははこちら で読んでください。ヤッタージンベエで「罪を憎んで人を憎まず」が口癖の大巨神を思い出したようですが、戦いを嫌うキャラクターはゼンダライオンの方が先でしょう。こちらへの言及がないのは甘いなあと思いました。で肝心の話の内容ですが、はっきり言って面白くなかったです。相変わらず無駄なシーンが多かったです。ヤッタージンベエを作る理由付けとして挿入されたシーンなど、はっきり言って不要です。旧作ではヤッターキングを除いて新メカが登場する理由を説明するシーンはまったく入らなかったのです。新メカを紹介する時も長々と尺が使われたのはヤッターパンダ・コパンダ、ヤッタードジラ、ヤッターブルが登場した時だけ。旧作は話のテンポを大事にしていたので、そういう無駄なシーンなど入らなかったのです。その他、私が過去の記事で散々あげていた短所は全く解消されておらず、こんなものをみせられる子供がかわいそうです。はっきり言って子供には旧作か実写版映画の方をみせた方がいいでしょう。


では、「からくち兄目ブログ 」ではなんと書かれていたのでしょうか。これがまた傑作の文章でした。該当記事 の全文引用になってしまいますが、見てみましょう。


2009年4月5日、ど最低アニメ決定戦がついにはじまった。チャンピオン少年突破バシンに挑むのは、新ヤッターマン。緒戦を制すべく、本日の脚本は高橋ナツコ。普通に考えれば、ここで新ヤッターワンがキュアドリームにやられて死亡し、来週から新ヤッターキング登場ってのがセオリーナんだケド、感性がアニメ制作に不向きでできナいんだナ。そして、意味不明の輸送機ジンベエを繰り出してつまらナさ3倍増も、バシンの悪質さにはさすがにかナわず惜敗。バシンはタイトル防衛。新ヤッターマンがチャンピオンにナるためには、お得意の芸人出しまくり戦術しかナいナ。


いやあ、ついにアニさんも脚本家に注目してきましたか。そう。この人がシリーズ構成をしているかぎり、面白くはならないでしょう。高橋ナツコはバラエティー番組の構成作家から転身して脚本家になったそうですが、つまらないバラエティー番組を構成していた癖が抜けないのか、コメディとしても面白くもない内容の脚本しか書けないようです。少なくとも私が見た話はすべてそうでした。この程度の才能しかない人がシリーズ構成をしていること自体が新作ヤッターマン最大の問題点でしょう。だから、新キャラクターを出すことくらいしか思いつかないのでしょう。高橋ナツコはもっと旧作や実写版ヤッターマンや他のドラマを見て、真のエンターテイメントとはどういうものかを勉強しなおすべきでしょう。それができないのなら、番組自体を打ち切るか、シリーズ構成を別の人に変えるできでしょう。でなければ、新作ヤッターマンが面白くなる日は永遠に来ないと思います。というか、今の布陣で新作ヤッターマンが面白くなると思うのは百年河清を待つようなものですね。


ところで、ヤッターキングではなくてヤッタージンベエが出てきたのは、玩具メーカーからの要望だろうと私は想像しています。ヤッターキングを出すとヤッターワンを大破させなくてはならず、ヤッターワンのおもちゃを展開しづらいこともあるのでしょう。しかし、こんなやり方でいいんでしょうかねえ。マーチャンダイズは大事だとは言え、子供番組はおもちゃを売るための広告ではないはずです。これでは本末転倒ではないでしょうか。