昨日のヤッターマン第27話の視聴率?が判明しました。7.7%で先週の8.8%よりも減少しました。内容の方は相変わらずの酷さ。お笑い芸人のエド・はるみを出しても「グー」とはならなかったようです。マニアは「ヤッターよこづなが出た」と喜んでいましたが、一般人は注目しなかったのでしょう。ちなみに私は旧作ではヤッターワンが一番好きでした。旧作でヤッターペリカンが出た時はヤッターワンの出番が激減したのでがっかりしました。にもかかわらず、ヤッターワンが大破した回は夕食の時間と重なって肝心な場面を見ることができませんでした。食堂にはテレビがなかったからです。夕食が終わってテレビをつけたら、ヤッターワンが大破していたので「え!」と思いました。


「名探偵コナン」の数字がわからないので何とも言えませんが、「ヤッターマン」単独ではかなり下がったのではないでしょうか。脚本を書いた武上純希の師匠の藤川桂介さんに御感想を伺いたいです。この制作体制だったら、藤川さんなら降りてしまっているでしょう。なにしろ、藤川さんは「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」で活躍したものの、橋本洋二プロデューサーの方針にはついていけないという理由で第二期ウルトラシリーズには参加せず、「ミラーマン」に参加したものの、こちらもドラマ重視の方針にはついていけないと言って途中で降板。さらには日本のアニメ界や特撮界の現状に絶望して「宇宙皇子」を書いたという人ですから。先週紹介した話はまた聞きなのですが、藤川さんなら言いそうなことだと思いました。藤川さんは決して無能な人ではありません。「宇宙戦艦ヤマト」や「マジンガーZ」などを手掛けた実績がそれを物語っています。


ところで、来週は小林幸子と美川憲一が出るそうです。なんでも紅白歌合戦が近いということなので二人を起用したらしいです。でも子供が紅白歌合戦なんて見るんでしょうかねえ。紅白自体も視聴率が下がっていますからねえ。もっと子供になじみのある人を起用すべきだと思います。これでは子供が楽しめないでしょう。子供に媚びるのはよくないですが、かといって子供を無視した作りはよくないと思います。


ところで、私は親の教育方針で夜9時には寝かせられていましたので、小学生の時は紅白歌合戦は見たことがありませんでした。実を言うと高校生になっても11時には寝ていたので、大学受験の時も深夜まで勉強したことがありません。高校時代で深夜まで起きたのはたったの二回で、いずれも物理のレポートを書いた時でした。そして二回ともTBSラジオのコサキンを聞いた記憶があるので、なぜか水曜日しか深夜まで起きたことがなかったです。その時は関根勤の意味ねえ替え歌で名曲「有川」(「神田川」の替え歌で放送作家の有川周一のことを歌ったもの)が流れていました。余談ついでに書いてしまいますが、小学校時代の友人は「ビートたけしのオールナイトニッポン」を聞いていましたが、彼は放送に備えて木曜日の夕方は何時間か寝ていたそうです。いずれにしろ、私が子供の頃は夜更かしはしなかったですし、周りもそういう人は少なかったです。


最後に諏訪プロデューサーの総括 を載せておきましょう。


それにしても11月、12月の今クール「ヤッターマン」は面白く楽しくかなり暴れましたねえ。本当に大勢のゲストの方々に作品を盛り上げていただき、改めてその方々の実力に感動しますとともに、作画チームや声優チームはじめヤッターマンスタッフ全員が作り上げている「ヤッターマン」そのものの懐の深さというか、器の大きさとでも言いましょうか、その本質に驚きます。素直にこの作品に携われていることに感謝いたします。

もはや何も言う気がしません。本気でそう思っているのだとしたら、今後もあのようなトホホな作りは続くことでしょう。