「シャブリの気になったもの 」で読者の桔梗さんから「視聴者参加型ツッコミドラマ」というあだ名をつけられた連続テレビ小説「瞳」。
この言葉を見た時は「うまいなあ。」と思わず笑ってしまったのですが、確かにそう言いたくなるほど突っ込みを入れたくなる個所が多々あります。
今週は終盤に向けて力を込めたのか、そのような場面が多かったように思います。
とりあえずいくつかあげてみます。
(1) ついに勇蔵が結婚を申し込んだが…
第133回(月曜日)に勇蔵が勝太郎の元を訪れて恵子と結婚したいことを申し入れました。
当然、勇蔵は正装で現われました。
その姿を見た瞳は一言。
「アハハハ どうしたの?その格好」
瞳は勇蔵と恵子が付き合っていることは知っていたはず。20歳くらいなので結婚までは意識できなかったのかもしれませんが、それでも勇蔵が恵子を連れて正装しているのを見て、なにかあると感じなかったのでしょうか。その後も勇蔵が勝太郎に結婚を申し入れる脇で瞳はヘラヘラ笑っています。ここは笑う場面ではないでしょう。なんだかデリカシーが感じられませんでした。脚本家の指示なのか、演出家の指示なんか、それとも「自然体で臨む」とかいう榮倉奈々のアドリブなのか。いずれにしろ、こんな場面を放送してしまうことに疑問を抱きました。ギャグとしても寒すぎて全く笑えませんでした。もっとも、このドラマで挿入される「ギャグ」は空回りしているものが多いですが。
(2) 君の父親だよ
第134回(火曜日)で瞳は長瀬とついに話をしました。ばつが悪くて逃げる瞳を長瀬が追いかける時、長瀬は「君の父親だよ」と言っていましたが、いくら10年以上も会っていなかったからと言って、仮にも父親が娘に対してこのような他人行儀な言い方をするのでしょうか。ふつうは「君のお父さんだよ」というのではないでしょうか。他の人が長瀬をさして「君の父親だよ」というのならまだわかりますが。
(3) 瞳は仕事の配分をどうしているの?
第135回(水曜日)で萌が「瞳ダンススタジオ」のちらしを(勝手に)作ってきましたが、そこにはこう書かれていました。
瞳ダンススタジオ
☆ヒップホップを始めましょう!!
☆心も体も元気になるよ!!
☆美容と健康に効果絶大!!
時間帯も選べます。
午前/10:30~ 午後/13:00~ 15:00~
時間帯に注目。 レッスンは1時間なので瞳は10:30~16:00まではバーローズにいることになります。第136回(木曜日)でそういう描写があります。ところが、瞳は森本食堂の仕事も辞めていないし、月島南中学校でもダンス部の指導を続けています。今日放送された第138回では森本食堂で昼食を瞳が運び、ダンス部を指導し、ダンススタジオの仕事をしている場面が流れました。本当にそんなことが可能なのでしょうか。鈴木聡は時間配分を何も考えていないのではないかと思います。
(4) 月島は教育特区?
今週、友梨亜が宿題をしている場面が出てきますが…中一の範囲を逸脱しているとしか思えない個所ばかり勉強していました。月島南中は教育特区なのでしょうか。
まず第133回のこの場面から。
友梨亜「お父さん、これわかる?」
勝太郎「えっ! どれ? ルート2×ルート6…ルートとかわかんねえんだ俺」
見ればわかるとおり、平方根の計算を学習しています。しかし、平方根を勉強するのは中三になってからです。中一の一学期で勉強するのはせいぜい文字を使った式か一次方程式でしょう。
次に第137回(金曜日)のこの場面から。
友梨亜「私は彼女とサンの話をした事があります…」
勝太郎「それ英語にするの? ワタシはね、カノジョとサン…」
友梨亜「お父さん、違うよ!」
勝太郎「わかんねえもん、そんなの」
これは現在完了形(have + 過去分詞)の経験にあたる箇所のようですね。これも中一ではやらないはずです。中一の一学期では過去形もやっていないでしょう。
書いているとキリがないです。こんな調子で今月いっぱい続けるのでしょうか。早く終わってほしいです。こんな気持ちになったドラマははじめてです。