はじめに書きますが、SPAMのトラックバックを削除しようとして、間違って通常のトラックバックまで削除してしまいました。申し訳ございませんでした。
ウルトラマンレオを見ていて、行ったことのある場所を見つけました。その他に自分が行った場所の近所にあるロケ地がいくつかありますので、それを何箇所か取り上げようと思います。
なお、GREEでご覧の方は写真が表示されませんので、私のプロフィールからたどって該当する写真をご覧ください。
さて1回目は私がかつて通学していた東京工業大学です。正確に書くと東京工業大学の大岡山キャンパスではなく、その中を突っ切る掘割のようになっている道路です。ではどんな場面に登場しているのか、見てみましょう。まずは第43話「挑戦! 吸血円盤の恐怖」(脚本:若槻文三、監督:前田勲、特殊技術:吉村善之)のこのシーンから。
おおとりゲンが近所の切通しを歩いています。そこへ
男が飛び掛ってきました。
男はゲンと組み合いながら、ゲンがいる限り、円盤生物デモスがゲンの住む街を襲い続けるだろうと警告します。
格闘の末、ゲンと男は切通しを出て下り坂に出ます。
男は逃走します。このとき、後ろに掲げられている住居表示に注目。
少しぼけてみづらいでしょうが、「石川町一丁目29」と書かれているのがわかります。
ちなみに男は単にブラックスターに操られていただけで、この後、ゲンに捕まった時に、先ほどゲンを襲ったことやゲンに警告したことなどをすっかり忘れ去られているのが明らかになります。
実はこの場所はウルトラマンレオの定番ロケ地になっています。第43話の他には第6話と第11話などで使われています。このロケ地は今どうなっているのでしょうか。行ってみました。
まず掘割の入口を探すため、東急大岡山駅を降りて中原街道を経て東急石川台駅へ続く道を歩いてみましたが、みつかりませんでした。私が通学していた1988年~1994年にはこの入口が存在したというのに。実は後でわかったのですが、この道は東京工業大学内部で建物を増築するときの用地が引っかかってしまい、廃道になってしまったのです。しかし、この道は周辺住民の生活道路になっていたために廃道にしただけでは支障をきたすので、代替措置として東京工業大学構内を突っ切るための入口を設置し、住民に中を通らせることによって対応しています。下の写真が代替通路の入口です。
代替通路からは外れるのですが、この入口を入って北へ行くと元の通路をまたいでいた部分にぶち当たります。
下の写真は現在の元の掘割部分。外への出口が封鎖されていますが、階段状が確認できます。
しばらく元の通路の痕跡は建物や工事現場に遮られて見つからなかったのですが、代替通路をしばらく西へ行ってみると、元の通路が見えてきました。下の写真が現在の「元の通路」です。しばらく使われておらず、荒れ放題になっていたため、草が生い茂っています。
反対側から覗いてみたのが下の写真です。掃除がされていないため、落ち葉が積もっています。
さて、この先どうなっているかを説明する前に、下の写真を見てください。これは元の通路のちょうど先の方にある建物です。最上階が入口になっているのがわかります。実はここはこの近くを流れる呑川の河岸段丘になっていて、急な斜面になっています。そのため、最上階に入口を作る構造にするのが都合がよかったというわけです。余談ですが、この建物は私が所属した研究室が入っていた建物でもありました。
というわけで元の通路は斜面のところに出てきます。
出口はこのように下り坂になっています。
坂を反対側から見たところです。この景色、見覚えがないでしょうか。ゲンと男が格闘していたところです。
坂の出口はこのようになっています。バックミラーに注目してください。
ちょっとカメラを左に動かすと
先ほど男が逃走していた場所の住居表記は「石川町1-29」でした。男はこの坂を降りきったところを走って逃げていたのです。
以上が東京工業大学付近のロケ地現状です。私が在学していた時は確かにまだこの道は使われていたのですが、現在は廃道になっているため、掘割部分に入ることはできません。とりあえず最寄り駅は次のとおりです。
入口付近:東急大岡山駅。東京工業大学に沿って南下していきます。
東急石川台駅も近いのですが、中原街道を渡らなくてはならないため、若干わかりにくいです。
出口付近:東急緑が丘駅。やはり大学に沿って南下していきます。
ただし、東急大岡山駅へも歩いていけます。