脚本は田口成光。監督は深沢清澄。前後編なので前回と同じ布陣です。


ウルトラマンレオが海中に消えた後、ダンは「むざむざ負けてなるものか!」とマッキー3号でツルク星人に挑みます。ダンはツルク星人を送電線のところへ巧みに誘導。ツルク星人の体を電流が流れ、耐えかねたツルク星人は退却します。この時はウルトラセブンでセブンが闘っていた時に流れた曲がかかります。


トオル達やMACの隊員はゲンを捜索しますが、みつかりません。真夜中になりましたが、見つからず、野村猛はもう帰ろうといいました。しかし、トオルは「やだ」と言って帰ろうとしませんでした。基地ではダンが一人苦悩していました。そして、今度ツルク星人が現れたら次は自分が死ぬ番だと悲壮な決意を固めます。そこへゲンがみつかったという報せが。朝日が昇る中、ダンはスポーツセンターのゲンの部屋へ駆けつけました。


ゲンのもとへ駆けつけたダンはなんと、自分と一緒に来るんだ、と厳命します。当然のことながら、百子やカオルはダンを止めますが、ダンの真意を悟ったゲンはダンに着いていきました。滝の前でダンはゲンに、なぜ変身したかと問い、さらに技が完成するまでは変身するな、と言います。そして「滝の流れを切れ!」と厳命します。そこへツルク星人来襲の報せが。MACはと心配するゲンに「MACには自分がいる」と言ってダンは去っていきました。仕方なくゲンは特訓を続けました。


現れたツルク星人は先ほどの電流を吸収しており、刀の先から電流を放電するようになっていました。トオルと猛に危険が迫っているのを見たダンはウルトラ念力を使いました。ツルク星人を退却させることには成功したものの、ウルトラ念力ではツルク星人を倒すことはできません。


その頃、ゲンは流れを切ることができずに悩んでいました。そのゲンをダンは叱咤しますが、その時の消耗の様子から、ゲンはダンがウルトラ念力を使ったことを察しました。ダンを心配したゲンはダンにウルトラ念力を使うのはやめてほしいといいましたが、ダンは自分には構わずに技の完成を急ぐように命じました。ダンは「流れに目標を見つけろ」とアドバイス。ツルク星人襲来の報を聞いて去っていきました。しばらく特訓を続けたゲンは滝を桜の花びらが流れるのを見て、目標を定めることに成功。流れ切りの技を完成させました。


ウルトラマンレオ登場を見たダンは安堵の顔。

カオル「レオだわ。」

トオル「ウルトラマンレオは生き返ったんだ。」

ツルク星人は流れ切りの技を完成させたレオの敵ではありませんでした。ツルク星人は両腕を切断され、絶命しました。


トオルとカオルは百子が引き取ることになりました。笑顔が戻り、喜んで去る梅田兄妹を見てダンはゲンに、ゲンが二人に元気を与えたんだ、というのでした。


さて前回、切断された死体が映らない、と書きましたが、書いた後でもう一回見返してみると、一瞬ですが、死体は映っていました。今回の冒頭の回想シーンでは死体の赤い切断面が生々しく映っています。さらに全体を覆う重苦しい雰囲気。小学生の頃に再放送を見た時、ダンの苦悩するシーンを見落としていたため、ダンがゲンに無謀な特訓を強いるのが理不尽に思えてなりませんでした。でも流れ切りの技完成のシーンは名場面だと思います。この部分だけを取り上げて「レオは燃える」という人がいるのも無理はないでしょう。でも、この重苦しい雰囲気に本放送当時は耐えられなかったのか、私はこの時期の話を本放送で見た記憶はあまりありません。ウルトラマンレオを本放送で見た記憶が残っているのはアストラやウルトラマンキングが登場する中盤以降。なにしろ第9話までこのように、レオが敗退して特訓した後に勝利する、というパターンの話が続くのです。第10話に特訓シーンがあったかどうかは覚えていませんが、レオのかつてのペットが現れて戦う羽目になり苦悩する、という内容なので重苦しい雰囲気は変わりませんでした。明るい話は第12話までなかったのでした。