GoPro HERO11 Blackの広角3種類、「広角」「Super View」「Hyper View」をサーフィン動画で撮影比較してみた。
「広角」は、ごく一般的なアクションカメラの画角で、35mm判換算で16~35mm相当の画角。
は、35mm判換算で16mm相当の画角。
「Hyper View」35mm判換算で約12mmの相当の画角。
もう一つ「リニア」という35mm判換算19~39mmの画角があるが、サーフィンなどのスポーツではあまり必要ないので省きます。
僕の本業がカメラマンなので、ちょっとわかりやすく説明します。
35mm判換算って何と思う人がいるかも?
簡単に言うと普通のカメラのレンズで例えたら、という意味です。
実は昔のカメラは全部これ。
デジタルカメラになってはAPS-Cサイズというのが出てきて、ちょっとややこしくなってきた。
難しいことを知る必要なないので、大雑把に解説すると、APS-Cサイズだと同じレンズを使ってもフルサイズのカメラより写る範囲が狭くなると思ってください。
僕たちカメラマンが普通に使う広角レンズは16ー35mmのズームレンズ。
16mm以下の超広角レンズは特別な場合にしか使いません。
その理由はディストーションと言って、超広角レンズを使うと画面の隅の方が歪んでしまうからです。
ところがGoProなどのアクションカメラでは周辺が歪んでしまっても、その方がかえって迫力ある映像になることも多々あります。
さて、サーフィンにはどの画角が一番よかったか。
サーフィンではあまり多く使われていない上記のネックマウントを使用して撮影するならば、
僕がお勧めするのは「Hyper View」35mm判換算で約12mmの相当の画角です。
これは好みもあるので実際の動画を見て、皆さんの好みの画角を見つけてください。
サーフィンの撮影(ネックマウント)で「Hyper View」をお勧めする理由は二つ。
一つ目、サーフボードマウントで「Hyper View」を使うとボードからGoProの位置が近いため、ボードの写り込みが
ちょっと多くなりすぎると思う。(まだ試したことはないが、カメラマン的に想像して)
ネックマウントは首の下にカメラがあるので、パドリング時もライディング時もサーフボード、海面からかなり離れているので、「Hyper View」でも余分な写り込みが少ない。
二つ目、ネックマウントはボードと連動していないし、口に咥えていないので、予想以上にまっすぐの場所だけが写りやすく、ボードのアクションがわかりにくい。
「Hyper View」を使うことで、写る範囲が広がるため、自分がどんなライディングをしたか確認しやすくなるメリットがある。
上記動画で僕が浜で撮影しているシーンがあります。
動いているサーフィンでは比較しにくいかもしれませんが、浜で僕が話しているシーンが「SuperView」と「Hyper View」で撮影してあります。
写り込む空の広さの差を見てください。
天気の良い日の青空など、「Hyper View」で撮影すると肉眼で見た以上に綺麗に見えます。
動画を参考にして、GoProの広角機能を色々楽しんでいただければ幸いです。
カメラマンとしての仕事に必要で購入したGoProですが、ゴルフ、サーフィン、アウトドア、様々なシーンでこれからも活躍してくれそうです。