サーフィン仲間と何度か訪れている宮崎。

今回は仕事の合間に宮崎に住む友人のお兄さんに案内してもらってのサーフィン。

 

僕の友人は宮崎出身でお兄さんはサーフィン歴30年のレジェンドサーファーらしい。

一度も会ったことがないお兄さんがブーゲンビリア空港に迎えに来てくれて、そのままサーフィンに連れて行ってくれるという、

ちょっと緊張、かなり贅沢な経験。

 

向かったのか木崎浜。

宮崎屈指の有名なポイントだけど、実は一度も入ったことがなかった。

前日は頭オーバーでクローズ気味だったが腹〜胸くらいまで落ち着いた木崎。

入水した時は波数も多く、ゲティングアウトできなかったらどうしよう〜!

と不安になるくらいだった。

 

お兄さんはゆっくり準備運動、僕もゆっくり準備運動するが、あっという間に終わってしまい、、

「どうぞ、先に入ってください」とお兄さんに言われてしまった。

ヤバ!レジェンドの後について行って、一番いいポジションからゲティングアウトしようと思っていたのに。

これで行かないのもカッコ悪いので、、「それではお先に」と

ドルフィン3発、ほぼマックスのパドリングでゲティングアウトした。

ちょっと一安心。

 

サイドオンの風が吹き、ちょっと面が荒れてテイクオフが難しいコンディション。

 

一本乗るまで20分近くかかったが、一度乗れると波をつかまえるタイミングがわかり、日曜日なのにガラガラの木崎で15本近く乗ることができた。

東京から来たダサいサーファーもどき、と思われたらショックなので気合を入れてボトムターン〜1発あてた。

本当はへったっぴなのに実力以上にできるサーファーと思ってもらえたみたい。

流れがめっちゃ強く、あっという間に空港方面に流される。

ポジションキープのパドリングで疲れてしまうが、お兄さんは涼しい顔でパドリングしている。

とにかく必死の1日だった。

 

ブレイクポイントが予想しにくいコンディションで、お兄さんのいる場所に良い波がきた。

僕は邪魔にならないようにアウトに移動。

お兄さん見事に波を捉え綺麗なライディングを見せてくれた。

 

お兄さんの後にもう一枚セットが来ていたので、すかさず僕も乗る。

お互いに戻ってきた時お兄さんが「すいません邪魔しちゃいました〜」と

モロピークだし、明らかに優先権はお兄さん。

それでも気を遣う言葉を出してくれる。

 

空港で出会って緊張していたけど、サーフィンが2人の間をつないでくれた気がする。

海から上がった頃には2人とも気さくに話ができる関係になっていた。

サーフィンとサーファーとの出会いに感謝。