星野誠の人生論 四私は曲線であり、他人との交わりは点である。自我意識は、自分の意識は連続していると考えている。だから他人の意識も自分の中で連続していると誤解し易い。ただ他人との接触はあくまで点であり、他人の意識など解る訳がない。更に言えば自我意識が自分と思っている意識さえ連続しているわけではない。ある程度持続するが、それは幻想でしかない。意識として捉えられた時点で、もう既に過去である。