長くは入院できない。① | 晴耕雨読な日々をめざす日記。

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入院中のブログに、若い先生から、看護師さんから、転院のススメをやんわり。と、されていて、そのあと、泣いているご婦人がいて、いたたまれない。

なんてことを、書いたことがあるのだが、この続きを・・・


このご婦人は、糖尿病の合併症で、毒素が体にまわり、片足を膝から下を切断されていた。

わたしが入院した時点で、入院歴は1カ月くらいだったらしい。

当然歩くことはできないし、ベッドからの移動も一人じゃできないので、看護師さんの補助が必要となるお方。


わたしがようやく冷静になり、おひとりさまトイレのOKも出たころ、このやんわり。転院のススメ、は結構やんわり、ではなくなってきた感がアリアリである。


うちじゃ、もうやることありませんから。次の方向性決めてください。

なんて、いう若い先生の発言もチラホラ・・・


昨今の医療制度では、大学病院での長居は、収入減を招く。ということや、順番待ちの人がいる。ということもあり、やむを得ない理由もあるのでしょうが・・・


相変わらず、御家族は、「市役所の手続きが来週で。」とか、いう説明をお医者さんや看護師さんにしている。


ある日、そのご婦人が、看護師さんに訴えていた。

「看護師さんも、わたしのトイレ連れてくの、めんどうでしょ。おむつにしてくれたほうが、わたしも気楽だし、看護師さんも楽でしょう。」と。

これに対する看護師さんのお答えは、

「面倒とかは、ないわよ。まだ車いすでトイレ行けるうちは、頑張っていくんだよ。」と励ましつつ、

「家帰ってから、困るでしょ。」の一言が加わる。(看護師さんが意図してそう言っているのかは不明)


このご婦人の家族には、毎日、ご主人、きょうだい、孫・・・等必ず誰かしらが、お見舞いに来てくれているのだが、面会時間が終わり、皆さんが帰った後、ご婦人がトイレにいきたくなって、ナースコールを押す。


来てくれた看護師さんに、今までは、「迷惑かけてごめんね。」なんて感じのことを言っていたのだが、わたしが、歩けるようになったころから、

「わたし、死にたい。」「生きていても、迷惑をかけるばかりだ。」

などと言い、さめざめと泣く。それを看護師さんがなぐさめる。


さらに事態を深刻にさせているのが、ご婦人がちょっと認知症ぎみ。であり、毎日見舞いに誰かしらが来てくれているのに、

「今日誰もきてくれなかったね。」なんてことを、看護師さんに言っていたり、

トイレのためのナースコールを30分に一回くらい押すのだ。

「さっきいったじゃん。」と看護師さんに諭され、「ああそうだったけ。じゃ、ナースコールしたけど、もうちょっと待とうかね。」という感じ。


その後決定的な事件が起こる。