手術の恐怖+ハゲの恐怖、に打ちひしがれていると、
「手術室担当の看護師です。明日の説明をしますね。」
と、明日の手術を担当してくださる看護師さんが登場。
明日の勝負服?の衣装をもってきてくださる。
いろんなところが、スナップで留められるようになってて、脱がなくても、体温を測ったり、心電図が図れるような工夫になっている。
明日はこの看護師さんが病室までお迎えに来てくれる、とのこと。
手術室に入ったら、名前と、手術される部位を言ってください。
下着はパンツだけつけてください。
とか、の説明と一緒に、イラスト入りの説明文書が渡される。
そして、申し訳なさそうに、
「首の手術なので、髪の毛剃らさせていただきますね。」と。
その後一連の説明が続き、
「何か、不安なことや心配なことあったら、教えてください。」との天使の声。
「あの・・・髪の毛なんですけれども、やはりワカメちゃんは避けられないのでしょうか?」
「もちろん、剃っていただかないと手術出来ないのはわかっているのですが、長さそのもの、をワカメちゃんにしないで、地肌に近いところだけ剃っていただいて、長い部分は残していただいて、隠せるようにしてほしいのですが・・・(わかりづらい説明ですうが、2ブロックをイメージしていただければよいかと。)」
という、手術の本質には全く関係のない不安事項の申し出、に対し、看護師さんは、
「そうですよねえ。見た目もありますものね。先生の判断によりますが、執刀医先生に必ず、お伝えしておきますね。」
「じゃあ、髪の毛は切られないように上に縛って手術室にはいって、そのあと紙の帽子かぶるようにしましょう。」
というわけで、ささやかな抵抗というか、最後のお願いを看護師さんにしたのだ。
闘病ブログ情報だと、この2ブロック方式が認められる病院もあり、その場合は、長い髪の毛でハゲ部分は隠せる。ということなのだが、はたして、わたしの祈りは通じるかか・・・(一般的に、大学病院はダメっぽいが)
この日は火曜日。
ドラマの内容には全く興味は無いのだが、「遅咲きのヒマワリ」というフジテレビのドラマの初回の放映日であり、主題歌がミスチルの「常套句」という曲だったので、これだけを堪能するために、ドラマをチラ見しつつ、眠りについた。
全く眠れない。ということはなく、意外に良く寝れたと思う。そりゃそうだ。月曜、火曜、と、これからの色んなことを心配、というか、創造力豊かに、難しく考えすぎ、1日中、じめじめ一人涙していたり、たった二日間で、箱ティッシュの半分以上を消費していたのだ。そりゃ疲れて良く寝れますって。
長いですが、③へ。