スパマロット、福岡にて大千秋楽でした。
あぁ、ほんとに終わってしまったんだな。
千秋楽の記念に、携帯画面も割れました。
みんなで記念写真撮ろうと思ったら携帯が二階から一階まで階段を華麗に落下して行ったのです。
画面は犠牲になりましたが、おかげで素敵な記念写真もとれました。
ミュージカル公演としては、短い公演期間でありましたが、このカンパニーの仲間たちへの大好き度と敬意は計り知れません。
アンサンブル的にいうと、キツイナンバーたくさんありました。
男女6人ずつのコーラスは決して大所帯ではないので、相当の声を張り上げながらのダンスは、曲終わりにヘドロが口からでちゃうんじゃないかと思うところもありました。
でも、ヘドロを吐かなかったのは、それ以上に何百倍も全力のおじさんたちを目の前で見続けていたからです。
私たちアンサンブルが、霞か霧かになってしまっても仕方ないくらいの個性溢れる実力派のメインキャストの皆さんは、メインさんと呼ばれるのを嫌がり、私たちに「おっさんたち」と呼ばせてくれて、アンサンブルのことを本当に大切にしてくれました。
そして、本当にすごいのは、その個性溢れるおっさんたちや私たちをを、目に見えない何かで操り、虜にしてしまう演出福田さん。
稽古場でおっさんたちをみて高笑いをしているだけのおっさんだと思ったら大間違いでした。
そして私たちを何倍もイイ感じに見えるようにしてくださった、お衣装、ヘアメイクのスタッフの皆様。
数々の手動の装置や、キラキラや、もくもくや、びろんびろんや、もうあれこれ全てやってくださった演出部、大道具、電飾、フライング、特殊効果スタッフの皆様。
ありえないくらいハイレベルな本気メンバーを集めて演奏をしてくださったオーケストラの皆様。
照明、音響、映像、、、他にもたくさんの専門スタッフの手によって完成したスパマロット。
いつも自分のことでいっぱいいっぱいの私ですが、千秋楽の日には、舞台裏でたくさんのスタッフのみなさんを目で追ってしまってね、、
感謝と尊敬でなんだかうるっとしてしました。
スパマロットで新しく学んだことはもう一つあります。
日本でもミュージカルのお客さんこんなに盛り上がれるんだな!!と。
自分のミュージカル史の中で、こんなにどひゃどひゃ大声で笑ってヒューヒュー言ってるお客様をあまりみたことがなかったのです。
衝撃でした。
ヒューヒュー言うのはアメリカ人の国民性かと思ってた!今まで!
日本人、盛り上がりたかったんじゃん!笑
ヒューヒューしたかったんじゃん!笑
それを知ることができて、ますますミュージカル魂に火がついたのです。
日本人、熱い!相当熱い!
再び日本人の皆さんのヒューヒューが聞けるように、私自身、精進して頑張ります。
またスパマロットで皆さんにお会いしたいです。
本当にです。
その時には、歌って踊る女子たちも立派なおばはんになっているかもしれませんが、またおっさんたちとヒューヒューさせることを誓います。
私の一番大好きな、フィナーレ、ウェディングのナンバーを支度する、アンサンブル楽屋でお別れ。
ありがとうございました!!