コンサート3日目。場所は高校。
実は、
わくわく!!いえい!!
と、言っていられる状態では無かったのです。
コンサートの日程が変更になり
(日曜日が予定日で日曜日は学生が居ない、という単純な話でした(^^;)
ルーマニア人のピアニストが来れない。
声楽の亜由子ちゃんの伴奏は彼女の友人の翔子ちゃん。
ヴァイオリンの真由子ちゃんと私の伴奏はルーマニア人。
大変だ。ピアニストが居ない。
更に、仕方がないことではありますが、
サックスの伴奏って本当に難しいんですよね。
まず、譜読みに時間がかかるし
リズムも難解だったり…
ピアニストでも断る方も沢山居るんです。
だから、私、正直なところ、少し心配していて。
サックスにとってはオーソドックスな作品。
現代曲は避けて、合わせやすい曲
尚且つ、お客様が楽しめて
私が吹きたいもの。
そう、チョイスしたのですが、
正直なところ、ルーマニアで、ピアニストとうまくアンサンブルが出来なかったのです…。
つい、彼女にキツく言ってしまったり
自分の吹きたいことが出来なくて…
ナーバスになってしまったりしていて。
それを見ていた、ピアノの翔子ちゃん。
なんと
『あたし、譜読みするよ。観光しなくていいから、練習場所だけくれれば。寛子、スコア貸して。』
そう言って、主催に話をしてくれて。
バスの中でCD音源を繰り返し聴き続けてくれて。
高校をお借りして。
午後の予定を全て無くして
練習時間となったのです。
暗くなったの、わかりますか?
彼女はずーーーーっと、私のドビュッシーと、真由子ちゃんの持ってきた曲を練習してくれて。
ずっと。
本当に、休みもせず、ずっと、ずっと。
ドビュッシーなんて、初見で出来るわけないんですよ。
元々、ドビュッシーがオーケストラの為に書いた曲をピアノ伴奏に変えている楽譜ですから、音数は多いし、リズムも取りにくいし…
あぁ。違うな…
集中して…
違う。
なんて、呟きながら、休まず5時間以上。
悲しいことに、
無伴奏の曲もありますが、基本的にピアニストが居ないと、コンサートは成り立ちませんから…
ただ、ただ、感謝。
ルーマニアでご一緒するまで知り合いでもなかったのに、本当に必死で、一生懸命練習してくれました。
ただ、皆、コンサートを成功させたくて、成功させたくて……
そして、案内をしてくれていた、大学で日本語を勉強しているユリアンとアドリアーナ。
誰か関係者が居ないとダメだから、ということで、彼らもずっと練習場所に居てくれました。
ごめんね。疲れた?
ダイジョウブ。
眠いよね?
ダイジョウブ。
そんな会話をしながら。
そして夜遅く。
『よし!!合わせよう!!』
翔子が言ってくれて、合わせ。
私と真由子(ヴァイオリン)
『わー!!翔子弾けるーーー!!わー!!ありがとうぅ!!』
『いや。まだまだ。明日もやってなんとかするから!!』
そうして、翌日の高校コンサートを迎えたのです。
翌日の高校コンサート。
(写真はロビー)
ちゃんと、しっかり、終わらせました。
ルーマニアの高校生はシャイで可愛かったぁ。
翔子に多大な感謝!!
そして最後のコンサート会場、ルーマニアラジオオーケストラホールに向かったのです。







