ベートーヴェンホールは開場前から長蛇の列
自由席なので、弾く手が見える
三列目の中央左寄り の席を選びました。
自由席なので、弾く手が見える
三列目の中央左寄り の席を選びました。
《公開講座シリーズ
ケマル・ゲキチ ピアノ・リサイタル》武蔵野音楽大学
7月1日(月)は仕事帰りに武蔵野音大の公開講座ケマル・ゲキチピアノリサイタルに行きました。
あの伝説(1985年第11回ショパン国際ピアノコンクールの事件!)のケマル・ゲキチのピアノは、ずっと聴いてみたいと思っていました。現在、武蔵野音大に客員教授として短期滞在中につき、こんな近い場所で生演奏を聴くことができて、とても幸せでした!
[日時]2024年7月1日(月)18:30〜20:45
[会場]武蔵野音楽大学ベートーヴェンホール
[出演]
ピアノ=ケマル・ゲキチ
[プログラム]
♪K.ゲキチ:プロローグ(序章)
♪F.ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2 (作曲家による種々の変奏付)
♪F.ショパン:華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18
♪F.ショパン:小犬のワルツ 変ニ長調 作品64-1
♪F.ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66 (遺作)
♪F.ショパン: 24の前奏曲より第15番「雨だれ」変ニ長調 作品28-15
♪F.ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60
♪F.ショパン:英雄ポロネーズ 変イ長調 作品53
〜〜〜〜〜休憩〜〜〜〜〜
♪F.リスト:愛の夢ー3つの夜想曲 第3番 変イ長調 S.541/3〈おお、愛しうる限り愛せ〉
♪F.リスト:3つの演奏会用練習曲より第3番 変ニ長調S144/3〈ため息〉(A.ジロティ編)
♪F.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244/2
♪K.ゲキチ:対話(2015年作)
♪K.ゲキチ:序奏と演奏会用フーガ(1981年作)
♪K.ゲキチ:運動(2023年作)
[アンコール]
♪F.ショパン: エチュード 「エオリアンハープ」変イ長調 作品25-1
他
ケマル・ゲキチ氏は、ステージの扉が開くやいなや、黒ジャケットの真っ赤な裏地を翻しながら、トレードマークのポニーテール姿で男優のように颯爽と登場しました!
まず、ケマルゲキチオリジナルの短いイントロダクションが演奏され、そのまま自然にショパンのノクターンへと入っていく流れでした。
どのショパンも独創的で魅力たっぷり。
時折、観客席を見て観客の反応を試しながら、そして自分自身大いに楽しみながら、弾きたいように自由自在に弾く!とばかりに、「ゲキチ版」🎼のショパンを「ゲキチ節」♬で聴かせてくれました!
後半のリストの「愛の夢」、「ため息」はそれぞれ甘美なメロディーが浮き彫りにされ、独特の美しさ。「ハンガリー狂詩曲」では、激情ほとばしる疾走感でホール全体が興奮のるつぼと化していました!
その音楽的感性の鋭さ、超個性的な解釈、豊かで情熱的な演奏に圧倒されました!
終章として、ケマルゲキチのオリジナル曲を美しく柔らかな音色で奏でました。
アンコールは4曲。ショパンのエチュード エオリアンハープ 他、リストの強打とは全く異なる色彩感のあるやさしい音色が紡がれていて、これもまた素晴らしかったです。
bravo❣️