《前橋汀子アフタヌーンコンサートVol.20》
傘寿記念㊗️
6月22日(土)は招待券をいただき、サントリーホールに前橋汀子アフタヌーンコンサートを聴きに出かけました。
まず舞台に登場されるやいなや、そのあまりに艶やかでお若い立姿に驚きを隠せませんでした。
アメジスト色のオフショルダー(マントスリーブ)ドレスのデコルテが美しく、黒リボンのヘアスタイルも華やかで、「傘寿」でいらっしゃるとはとても信じられません。
前橋汀子さんはかなり前には何回も続けてリサイタルを聴きに行っていたものですが、実は今回は相当久しぶりにお聴きしたことになり、あまりの変わらなさに驚くばかりでした。
もちろん、外見ばかりではなく、演奏も細かく丁寧な音色づくりは変わらず、まず前半は名曲の小品からブラームスのソナタ「雨の歌」まで、一気に弾き続けられましたが、エレガントで優雅な演奏に魅了されました。
休憩後はパイプオルガンとの二重奏による「シャコンヌ」と、ピアノも加わった三重奏による「主よ、人の望みの喜びよ」が演奏され、天上の音楽のようで優しい祈りの思いも感じられて心が静まりました。
そして、私の大好きなサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」ピアノ伴奏版でした!
円熟味あふれる演奏で、哀愁と情熱がセンスよく伝わり、感動しました。
愛をテーマとしたシャンソンを含む三曲のオリジナルメドレーに移りましたが、歌うヴァイオリンの音色の美しさをしみじみ感じました。
最後に、満席の観客に応えてのアンコールは5曲にも及びました。
これまた、私の大好きなドヴォルザークのスラブ舞曲や、ブラームスのハンガリー舞曲をノリ良く弾いてくださり興奮冷めやらずでしたが、最終曲のシューベルトのアヴェマリアで、心穏やかになり熱気を鎮められました。
それにしても立ちっぱなしの精力的な演奏でプログラムをこなされてどんなにお疲れかと思いますのに、なお観客を楽しませよう喜ばせようと弾いてくださるお姿に深く感動いたしました。
Bravo !
[日時]2024年6月22日(土) 14:00開演
[会場]サントリーホール 大ホール
[出演]
ヴァイオリン:前橋汀子
ピアノ:ヴァハン・マルディロシアン
オルガン:大木麻理
[曲目]
♪エルガー:愛の挨拶
♪クライスラー:愛の喜び
♪クライスラー:ウィーン奇想曲
♪マスネ:タイスの瞑想曲
♪ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲第1番
♪ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op. 78 「雨の歌」
〜〜〜〜〜休憩〜〜〜〜〜
♪ヴィターリ:シャコンヌ
♪J. S. バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
♪サン゠サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
♪丸山貴幸編:My Favorite Songs メドレー ~枯葉、愛の讃歌、川の流れのように~
[アンコール]
♪ドヴォルザーク(クライスラー編):我が母の教え給いし歌
♪ドヴォルザーク(クライスラー編):スラブ舞曲 Op. 72-2
♪ブラームス:ハンガリー舞曲より第1番
♪ブラームス:ハンガリー舞曲より第5
番
♪|シューベルト:アヴェマリア
招待席は2-4-1、2でした。
真上から見下ろす感じでしたが、ヴァイオリンの弾く手やピアノの弾き手もよく見えました。
サントリーホール なので当然、SUNTORY the premium malts とSUNTORY 南アルプスの天然水!
土曜日のカラヤン広場はヒルズマルシェ開催中!