あんなに毎週書こうと思ってたのに。

すっかりご無沙汰していました…

そもそも8、9、10月はほとんど美術館に
行ってない( ;∀;)
 
でもちょっと落ち着いてきたので、
またアー活再開します。
(私も推しとか○活とか言いたいから
広まって欲しい。笑)
 
今回行ってきたのは上野の森美術館 モネ展!
知り合いに誘われて
何?今さらモネ?
日本人印象派スキダカラネェ。

くらいに最初は思ってたんですが、結論。

これは行く価値◎!!

疑ってすいませんでした。

 

今回のモネ展のおすすめの見方は、

ちゃんと入り口で作品一覧の紙をもらうこと!

「この美術館どこ?」

って美術館から沢山作品が来てる👀

あと

「この作品と隣のこの作品、同じ風景描いてるけど所蔵先が違う」

ってことに気が付くと、奇跡の並びに感動できるし

「この絵とこの絵は同じ美術館から来てるんだ!」

って思いながら見るのがすごい楽しかったです。

『チャリング・クロス橋、テムズ川』1903年 リヨン美術館

最後の5章のほとんどが撮影OKでした📷

この絵はロンドンの風景。

大気汚染でぼやけ、空気は白っぽく反射するんだとか。

モネの作品はよくこんな感じで

ぼやぼやしていますが

これは本当に街がぼやぼやしてるからです。

こ、ここで生活したら具合悪くなりそう…

 

モネが風景画発祥のオランダに住んでいたことを

恥ずかしながら初めて知りました。

写真撮れなかったけどやっぱ

ちゃんとした絵描けるんだ!

って作品もありました。

当たり前だけど、いざ見ると驚く。笑

『黄昏時の流氷 』1893年 ラングマット美術館、バーデン
 
モネの作品って温かい季節や
緑の草原のイメージが強いですが、
こんな流氷も描いてたんですね。
印象派の面白いところの1つは筆の置き方が
ほぼ立体で分かる事なんですが
真ん中の植物、いい加減か?ってくらい
ぐるぐるしてます。

 

展覧会のタイトルにある「連作の情景」。

モネは連作をたくさん描いて、時間の移ろいの

光と影を観察し続けてます。

よーーーく知られている題材が「睡蓮」。

『睡蓮』1897–98年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館
 

私、この睡蓮好き!!

ちゃんと花の形状してます。

花びら、分かります!!!

この紫の濃淡と存在感も好き。

今まで見た中で

No.1睡蓮は直島 地中美術館の睡蓮。

No.2はポーラ美術館の太鼓橋がある睡蓮。

かなりベタだけど、よく見る割に

あんまりいいなと思える睡蓮

出会うことないなって思いがちですが

これは私的睡蓮ランキング

同率2位に入ってきました。

地中美術館は睡蓮のための空間にあるから

そう簡単に超えてきません!

美術専門家が推せる睡蓮ランキングとか

めっちゃ興味ある。どっかにあるかな。

『睡蓮の池』1918年 ハッソ・プラットナー・コレクション
 
この睡蓮も、悪くない。

私完全に見入ってます、撮られてるの全然気付かなかった😂

『睡蓮の池の片隅 』1918年 ジュネーヴ美術歴史博物館
 
今回の作品の中で一番私が惹かれたのがこの作品。
撮影OKな中で1番最後のものです。
睡蓮と一緒に薔薇が描いてある!
赤が華やかで、こうあって欲しい
フランスの庭の姿があって安心します。笑

展覧会本当のラストにはもう一枚あるのですが、
それは撮影NG。
1925年に描かれていてまだ100年経っていない
未完の作品?と言われている作品のようです。

日本の美術館が所蔵してる作品は
パステルカラーで柔らかいものが多くて
どれ見てもあんまり感想が変わらないんですが
海外にはまだ見たことないタイプの作品があって
今まで見てたのは「日本人が好きなモネ」
だったんだなって思いました。

海外行ったら改めて印象派の作品見たい。
(いつ行けるのやらって感じだけど…)
決めつけは良くないなーと改めさせられる
ちょっとお高いチケット代だけど超納得の
素敵な展覧会でした!!


國領浩子