「美術館博物館の休みが多いのも

 私の休みが多いのも月曜日じゃないか!」

切実な気持ちから月曜日に1週間の振り返りを

したためることにしたこのブログ。


先週18日は国際博物館の日ということで

一部、もしくは全て開放してる博物館が多数。

しかもその日の私のスケジュールは

10時から11時→19時半から21時のロケ

と、日中がダダ空き。天気はピーカン照り☀️


『博物館の神様、こりゃ行けってことですね?』


ということで、体力と相談して3館を巡りました!


①目白 切手の博物館

山手線 目白駅から徒歩3分ほどの博物館。

数々の切手が集められ、日本初、世界初の切手は

常設で展示しています。


今やっているのは「エリザベス女王の生涯」展。


なぜかこちらの顔ともなる正面玄関のポスト



楳図かずおさんのぐわし柄。めっちゃ目立つ。

なんかこっち見てるし!


こちらはこの日全館無料入場。
加えてここから手紙を出せばこの日限定の消印で
郵便物が出せる特典が!
便箋や封筒を選ぶワクワク
最近味わってないよなー。

展示はエリザベス女王、というかイギリスは
こんなにも影響絶大だったんだなというのが
各国の切手が集められることによって
視覚的に一発で分かります。
同じモチーフだからこそ
デザインする人の傾向も出やすいみたいで
通はこのデザイナーが好き、というのがあるのだそうな。
あと、ギャラリートークをしていた方の指示棒が
ハリーポッターのニワトコの杖だったのが
めちゃ気になりました。笑


次に向かったのはこちら💁‍♀️

山手線沿いを攻めることにして、鶯谷へ。

いや、うん、分かってる。

場所が場所柄だって分かってるけど、

私が向かってるのは公共性の高い施設。

こんな、目眩くワンダーランドを突っ切るの…?


カメラを向けたら絶対ヒンシュクを買うので

黙々と「あたし、何も思ってませんよ?」顔で

進んだ先に出てきたのがこちら。


没後80年 『中村不折のすべて』展



お庭は写真が撮れました。

こちらはきっと博物館の創設者 中村不折さん。

西洋画、そして書を極めた中村不折。

石碑の文字なども手がけたようで、

本館には文字入りの石碑、企画展では

長野から上京した後の歩み、書に至るまでが

展示されていました。

当時は列車が無かったから、

長野から徒歩で上京したんですって。ひぇー!



中村不折や美術との接点が少ない人でも

楽しく読めるためのヒントが散りばめられていて

予備知識がなくても楽しむことができます!

書がメインテーマの博物館なので

文字にフォーカスを当てた説明も沢山あって

その説明にはたまに凡人には感じ取れない

書いた方の強い愛を感じる時も。笑


正岡子規との交流もあったとのこと。

目の前には正岡子規が晩年過ごした家がありますが



唯一ハラハラ加減が分かる写真。

あんなに力が入ったキャプション、

子供に勧めたいところですがちょっと…

なので大人はぜひ、足を運んでください。笑



③上野 国立西洋美術館


最後はここ。

東京国立博物館は鶯谷からの方が近いくらいなので

歩いて移動できます。




今は『憧憬の地ブルターニュ』展をやってますが

博物館の日ばかりは常設展に直行。



いつも企画展の魅力の濃さに当てられて

常設展でゆっくりすることないので

こんな日があるとキッカケになります。


ジョン・エヴァット・ミレイ 『狼の巣穴』

一周したけど、前から気になってたこの作品

やっぱり1番好きです。


子供が書いてあるのになんか憎たらしい表情

なのにこんな遊びしてて可愛いところがある

けど狼の毛皮ある家なんて絶対お金持ちだから

憎たらしい!

あたかもこの子を目の前で見てるみたいな感覚が

この子に湧くのが不思議。


ポール・セザンヌ 『散歩』

初展示の作品もかかっていました!


常設展を進んでいくと小企画展

『橋本コレクション展-指輪よりどりみどり』

開催中。

このフロアだけでいったい何円分なんだろうなぁ

なーんて品のある宝石に囲まれてゲスな発想。



私はこの指輪が1番好きでした!

でも好きと言いつつきっと似合わない。

その前に絶対無くす…



というわけで先週はこの3館に行ってきました。


タダより高いものはない。

されどタダより魅力的なものはない。


歩きがいもあって良い1日になりました♬



國領浩子