国立音楽大学附属中学高校
ピアノの先生でいらした
「小林光裕先生が
7月12日にお亡くなりになった」
とお聞きし
只々驚いております…
御子息様が、
息子の先輩でもあり
『ピティナ・ピアノコンペティション』
をはじめ
コンクールのご審査をされていらして
その関係で、
お話させて頂いておりました。
いつも穏やかに
お優しいお言葉を掛けて下さる
先生でした。
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【奥様からのお話】
※許可を頂き添付させて頂きます。
今年1月に余命1年と言われ、
手術も放射線もできず、
抗がん剤で寿命を少しでも伸ばす
努力をしていました。
今年度で学校も退職となるので、
それまでは頑張るつもりだったようです。
ほとんど食べることができない中、
6月中旬までレッスンも続けておりました。
6/17〜19に北海道で
ピティナの審査があり、
ギリギリの体力で出かけていきましたが、
北見の会場はとても響きのよいホールで、
その中で上手なお子さんたちの演奏を聴いて、
すごく幸せだったと言っておりました。
(演奏を聴いている間は
病のことは忘れていたそうです。
音楽の力はやっぱりすごいなぁ…と
帰ってきてからしみじみ話しておりました。
主人の最後のお仕事が、
そのような幸せなものであったことに
感謝いたします…)
その後急激に体力が衰えてしまい、
緊急入院、7/1に退院、そして自宅介護、
ピアノの部屋に介護用ベッドを置き、
好きなものに囲まれて過ごし、
7/12家族に見守られながら永眠しました…
その間、一度だけ車椅子でピアノの前まで行って、
音は出さずに10分ほど瞑想しておりましたのが
印象に残っております。
8/26に予定していた
ジョイントコンサートまでは
頑張りたいといっておりましたが、
叶わず…
ただ、何より自宅で看取ることが
できてよかったです。
(6月末に緊急入院した時は、
もう会えないままかと思ったので。
でも少し早すぎました。)
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本当に早すぎました。
なんと申し上げてよいのか
言葉が見つかりません。
ご冥福をお祈り申し上げます。