音楽の中の神と一緒に

手を携えて生きてこられた

フジコ・ヘミングさん。

 

 

人の経験や苦労は、神と共に

最も良い形で人の幸せに変えられる。

 

 

そんな事を

ピアノから伝えて頂きました。

 

 

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ひらめき 

~「音のアトリエ」のブログへようこそ

 

千葉県船橋市で

ビアノレッスン&音楽とアートの

ワークショップをしています

吉田弘子です。

 

 

生徒のみなさん!お父様、お母様、

このブログでは、レッスン時間内で

お伝えしきれない事を書いています。

 

日々の学習に、役立てて下さいね!ニコニコ

 

 

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「音のアトリエ」の「音」は

人の本来の資質、輝きの事です。

 

ここは、それを

「聴こえる音」にする場所です。

 

自分自身に、目覚めましょう。

華開かせましょう。

 

 

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blog 789日目

 

 

フジコ・ヘミングさんが

天に召されました。

 

 

ご高齢になられていたので

ある程度の覚悟はしていたものの

相当、、ショックです。

 

 

 

自分が今

音楽を続けられているのは

 

良い指導者に出逢えた事だけでなく

素晴らしい演奏家の演奏に出逢えた事

 

間違いなく

このお陰です。

 

 

 

心震えた演奏会のパンフレットは

とってあるのですが

 

ありました、ありました。

フジコ・ヘミングのコンサート。

 

 

↓↓↓

 



 

2015年

横浜みなとみらいホール

 








まず、プログラムがすごかった。

 

シューベルト

ラヴェル

ラフマニノフ

ドビュッシー

モーツァルト

ショパン

リスト

 

最後にカンパネラ

全15曲。

 

 

とにかくどの一曲も

短くても重量感たっぷり。

 

 

5分も50分に感じる程。

いや、時間ってものが

無くなっちゃうんだろうな。

 

 

 

人生の悲喜こもごもが

音の中に、半ば笑みを讃えて現れては

事もなげに、さらっと去っていく。

 

 

普通の人の何倍もの苦労が

 

今、目の前で

曲の美しさと共に昇華されていく様でいて

不思議と悲壮感がなく

 

 

大胆に隅々までが自分の本心なのに

どこまでも少女の様につましやかで

 

 

誰しも

あんな風に生きられたらいいだろうな

と、願うだろうなと思う。

 

 




こんなかわいい絵も

御自身てプログラムに添えられる。




並ぶプログラムを改めて見てみると

大曲を持ってきて、

その曲の紹介ではなく

 

 

フジコさんの

人や自然や愛するものを慈しむ

その気持ちが一貫して流れていて

 

 

まあ、信じられない程の内容と

曲の難しさ、その量ですが・・

 


それを言い尽くす為の

愛すべき曲たちと言う感じがします。

 

 

 

クラシックの演奏家で

こんなにも長い間

 

大きなホールで演奏し続けて

ずっとお客さんが絶えなかった理由が

わかる様な気がします。

 

 

 

重量感たっぷりなのに

あっという間に終わってしまって

 

コンサートに行ったというより

何か途方もないものに触れた感覚で

 

ボーゼンとホールを後にして

その後、誘ってくれた友人と一緒に

食事に行きました。

 

 

2時間後、再び

みなとみらいホールの前を

通りかかったんですが

 

 

ものすごく不思議な事に

 

「ん??さっき

ここで聴いたんだっけ??」

 

って思ってしまった。

 

 

まるで何もなかったかの様で

身体が軽いのです。

 

確かにさっき、何か聴いたよね

って頭で確認しました。

 

 

普通の感動って、

とにかく何かが

ず~~んと身体の中に残ります。

 

 

 

その時同時に思いましたが、

 

 

フジコさんが経験した人生は

余りにも過酷だったけど

 

人を恨んで解決させる術を

知らず、

 

音楽の中にある真実の場所にだけ

心の行き場を見つける事が出来て

 

その中の神と一緒に

手を携えて生きてこられたんだな、

って。

 

 

繊細そのものの感性と霊性が

見事に一体になって

 

そういう演奏だからこそ

魂のピアニストと言われて

 

クラシックファンだけでなく

多くのお客さんを慰めたんだろう

って思います。

 

 

だから、

あんなにたくさんの事を

聴いたのに、あとに残らない。

 

あんなに不思議なコンサートも

なかったです。

 

 

音楽って、

音からとてつもないものを

渡される事があって

やっぱり不思議です。

 

 

歩いてきた道のりを

ふり返ってみた時に

 

自分はこんな事を与えられて

それによって作ってきてもらったんだ

ってわかりますよね。

 

 

なんて有難い事なのかって

思います。

 

 

時間の無い所で渡されたものは、

ず~~っと自分の中に生き残って

熟成されていきます。

 

 

フジコさん、

本当にありがとうございました。


合掌。


 

それでは、また明日~ニコニコ飛び出すハート

 

 

~☀️~ ☀️~☀️~☀️~☀️~☀️

 

🔶 お問い合わせ 🔶

 

 

ひらめきご質問などありましたら

   どうぞこちらまで。

   体験レッスンも行っております。

 

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吉田弘子

千葉県船橋市夏見2-19-14

電話:047-424-1884

email:yoshida_hiroko0803@yahoo.co.jp

 

 

🔶 Profile 🔶

 
 

 

東京音楽大学 音楽教育専攻卒業。

〈 音のアトリエ ピアノ教室〉主催。

 

ピアノ個人レッスン

音楽とアートのワークショップ指導

ペース・メソッド研究会会員

 

小学校時代の担任が素晴らしく

人道教育、勉学、遊びと、クラスが

理想的な学びの場であった事から

自分も教師になりたいと、迷わず大学へ進むが

教育実習で教員の適性がない事に気付き

ピアノ教師の道を選ぶ。

 

ピアノで、同じ事を試行錯誤するうち

世のピアノ学習者の多くが

あまりにもピアノによって傷つき

暗い挫折体験を背負う現状を知る。

 

同時に、自身の上手くいかなさからも

音楽を軸として、野口体操

竹内演劇研究所、瞑想、古武術、太極拳

など、呼吸法や身体操法を学ぶ。

 

ピアノ教師歴35年。200余人を指導。

従来の受け身教育から、ピアノだけではない

クリエイティブで楽しい活動の場へと

指導方針を変え、ピアノだけでなく音楽やアートで

作曲や創作を行うワークショップも行う。

 

障害のある人とのアート活動多数。

大野一雄舞踏研究所で3年学び、2回公演。

韓国民族音楽、サムルノリを6年学び

韓国にて、世界サムルノリ大会招待演奏。

東京藝大×東京都美術館、アートコミュニケータ

3年。様々なジャンルのアートにも幅を広げる。

 

ピアノを通じて、幅広い芸術に触れ

自分本来の自由な才能を発揮し

楽しんで、自分の世界を切り拓く人を育てます。