ピアノ教室
～「音のアトリエ」のブログへようこそ～
千葉県船橋市で
ビアノレッスン&音楽ワークショップを
やっています、吉田弘子です。
生徒のみなさん！お父様、お母様、
このブログでは、レッスン時間内で
お伝えしきれない事を書いています。
日々の学習に、役立てて下さいね!
～✨～✨～✨～✨～✨～
「音のアトリエ」の「音」は
人の本来の資質、輝きの事です。
ここは、その「音」を輝かせ
「聴こえる音」にする場所です。
本来の自分自身の力を発揮し
自分で自分の人生を
切り拓く人を育てます。
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blog 399日目
昨日は、知人の久我通世さんの
画家さんの個展に行ってきました。
新井画廊@銀座
通世さんとは
その昔
身体技法研究者の甲野陽紀先生の
「身体再発見」という講座で
一緒に勉強させて頂いていました。
武術を基盤とする無駄のない
身体技法を学ぶうちに
身体と注意する事
(意識を向ける事)との関係
等々
ピアノを弾く上で
大きな学びがありました。
武道は生きるか死ぬかの
命懸けの現場での動きなので
のんきな事をやっていては
やっつけられてしまいます。
音楽の世界では学べない事を
随分教えて頂きました。
さて！
久我通世さんは
リトグラフ版画家さん。
風景カメラマンの御主人と
なんと
世界各地6大陸と南極を合わせ
90か国を巡りながら
スケッチをされていました。
ご主人が旅立たれて
15年たたれたそうですが
一緒に世界を巡った30年は
いまだ色あせず
そのスケッチを元に
絵を描かれる時にはもう一度
旅をする想いで
あれも描いておきたい！
これも描きたい！と
制作されているそうです。
今回は動物シリーズ
今まで、花、海、風景、街、人、
その他、たくさん観せて頂きましたが
何でそんなに何でも
描けてしまうんでしょう？
何を観ても
誰もが柔らかく呼吸が出来るような
温かい空気に包まれていて
誰もを受け入れてくれる
広い包容力に溢れてます。
絵本もたくさん出されていますが
お話さえあれば、
絵はなんでも描けるとの事。
ホントたまげます！！
しばらく絵を、観ていると
「あの白い猫がいいと思ったんだけど
こっちのが気になってしまったのよね～」
と、しきりに仰る
ご婦人の声が聞こえてきました。
見ると、その気になる猫ちゃんは
偶然にも、私も気になっていた絵です。
↓↓
思わず、話しかけると
お嬢さんの飼ってらっしゃる
猫ちゃんが、白猫ちゃんなので
初めはこっちの絵にしようかな？って
思ったのだけれど
↓↓
どうにも別の方が
気になって仕方ないと。
三年前にご主人が亡くなられて
ちょうど、三回忌が終わった直後で
その絵をみて
ご主人の事を思い出されたそうです。
ご主人が見守ってくれているのか
二匹の猫ちゃんの様子が
ご婦人のお気持ちを
捉えてしまって
明るい色の絵が
良いと思っていたけれど・・
お嬢さんの猫ちゃんは
白猫ちゃんだからと・・
と、何度も仰っていたのですが
本当のお気持ちは
惹かれた方の絵だった様子です。
ご自分の大切な絵として
お買い上げになられました。
美術作品って
実用品ではないけど
そんな風に
人の心を支えるんだな～
って
絵の持つ力を思いました。
梱包された作品を手に
おうちに連れて帰られる道のりも
その後の生活も
きっと、とても潤いのあるものに
なるんだろうな、と思いました。
音楽も同じ。
ひとつお気に入りの曲が出来るだけで
ずっとそれに支え続けられたりする。
同じ音楽も人によって感じ方が
色々。
例え録音の同じ曲を聴いても
その人がどう生きてきたかが
反映されるから
聴いている様で
その人も音楽をつくってる。
楽しい事、辛いこと
思い通りにならない事とか
経験とか
たくさんの経験が
自分の豊かな音楽をつくる。
音楽をやるなら
自分の音楽をやろう。
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今日のポイント
見えるものは
見えないものを支える。
見えないものは
見えるものをつくる。
じゃ、また明日ね～✨
✨～✨～✨～✨～✨～
「音のアトリエ」ピアノ教室
吉田弘子
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