

皆さん ごぼう“って好きですか? 日々、食べていますか?
ごぼうは漢字で牛蒡と書きます。蒡はごぼうに似た草の名前で ごぼうはそれより大きいので牛の字が冠せられたそうです。(中国では草や木の大きなものに牛の字が形容詞的に付くそうです。)
ごぼうの原産地はユーラシア大陸北部、日本へは、平安時代に中国から薬草として入ってきたそうです。
野菜として食べるようになったのは平安時代から...そして、なんと 食用としているのは日本と韓国のみだそうです。欧米ではあの独特な香りや食感は、木の根のように感じられて食用ではなく、花の観賞やハーブティーとして利用されているそうです。
そう、ごぼうには特に食物繊維が多く含まれ、ビタミン各種 カルシウム、カリウム、アミノ酸などの栄養素も多く含んでいます。食物繊維を多く含んでいるため整腸作用があり、便秘症の改善に効果も、特別に発ガン性物質やコレステロールなどを吸収して排出してくれる力も有るそうです。また、含まれる糖質は、体内でブドウ糖に変化しにくく、血糖値の上昇を抑える作用があり、糖尿病にも有効だと言われ、ダイエットや生活習慣病の予防において注目されています。
またプラス、陰陽では 最強の体温め食材とされ 少しずつでも毎日食べると体の弱い人が徐々に健康になると...そして 近年の 花粉症やアレルギー対策にも効果ありと言われています。おでき等 悪性の腫れ物や化膿した傷にもタンニン質が炎症を鎮め、粘液質と脂肪油が傷口を保護する力も有り、利尿剤、むくみとりや 喉の痛みや腫れ、皮膚の腫れなどの治療にも昔から使われています。
そして、皮に近い部分にサポニンというポリフェノールの一種が含まれていて若返りや老化防止等の効果が期待できると 最近は“ごぼう茶”ブームにもなりました。
毎日 少しずつごぼう料理やごぼう茶を食すると加熱・焙煎したごぼうの抗酸化能力が高まり 体の芯から温まり冷えやむくみが取れ、徐々に手軽に若返り、健康維持が出来るとしたらすばらしいと思います。
皆さんには 今回の 作り置きのできるごぼうメニュー二品で
周りの人々を”ごぼう抜きにして...“ 健康で元気な人生レース♪を勝利してほしいと願います。
★★★ごぼう南蛮★★★
ごぼう・・・1袋(200g程)
人参・・・小1本
いんげん・・・5本
片栗粉・白ごま・揚げ油
A・・・(さとう大さじ2、酢大さじ2、濃口大さじ1・1/2、生姜汁小さじ1)
① ごぼうは金だわし等で洗って皮を軽く取り、4cm長さに切り太いものは、四つ切り等に切りそろえる。
② 人参も同様の太さ・長さに切り、かた茹でにする。いんげんも茹でて、水にとり同様の長さにする。
③ Aを大きい目のボール等に合わせておく。
④ フライパンに揚げ油を1~2cm入れて熱し、ごぼうの表面にまんべんなく片栗粉をまぶして入れ、カリッとするまでじっくり揚げる。
⑤ ④を熱々の③に入れてしっかりからませ、冷めたら②を混ぜひねり白ごまを散らす。
一口メモ
棒状のごぼうは片栗粉をつけやすく、手軽に揚げられます。揚げごぼうは甘くて美味しくやわらかく食べやすいです。お弁当やおつまみにもご利用下さい。
★★★まっくろやわらか牛蒡★★★
ごぼう・・・太2本(300g)
黒ごま・・・1/2cup→すりごまにする
サラダ菜
A・・・(水2~3cup、さとう大さじ1、濃口大さじ2、酢大さじ2、だしの素少々)
① ごぼうは皮を軽くこそげ取って1,5cm長さに切る。
② 圧力鍋にAを合わせ①を入れて、ふたをセット強火にかける。
③ 沸騰後、弱火で3~4分煮込み、火を止めて5分程置く。
④ ふたをとり、煮汁を少々残るくらいに煮つめ、熱い内にたっぷりのごまを加える。
一口メモ
皮の近くに若返りのサポニン等含まれると言われます。アク抜き等はせずに煮込みましょう。白ごまより、黒ごまの方が体温め効果大で、ごぼうとごまのW効能のスペシャルメニューです。