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2023年製作/102分/G/アメリカ 監督・脚本:レベッカ・ミラー 出演:アン・ハサウェイ ピーター・ディンクレイジ マリサ・トメイ ブライアン・ダーシー・ジェームズ ヨアンナ・クーリグ エヴァン・エリソン 原題:She Came to Me 配給:松竹 劇場公開日:2024年4月5日※マスコミ試写会関西で鑑賞
舞台はニューヨークのブルックリン。アートとカルチャーの最先端の街だ。ここに住む人気精神科医の妻パトリシア(アン・ハサウェイ)、夫で現代オペラ作曲家のスティーブン(ピーター・ディンクレイジ)、パトリシアの連れ子のジュリアン(エヴァン・エリソン)は、一見、幸せそうに見えるが実は悩みを抱えていた。
パトリシアは病的なほどの潔癖症。ジュリアンは人生最大のスランプに陥っており、ジュリアンは交際中の彼女の両親の猛烈な反対にあっていた。
ある朝、パトリシアはスランプに悩むスティーブンに、気分転換のために、と犬の散歩をすすめる。
散歩の途中、立ち寄ったバーで、スティーブンは謎めいた女性カトリーナ(マリサ・トメイ)と出会う。カトリーナは船長で、船上に招待されたスティーブンは思わぬ事態に巻き込まれることに。
しかし、それをきっかけにスランプを抜け出したスティーブンが発表した新作は、大喝采を浴びる。
そんななか、パトリシアは自らの生き方を変える行動に出る。そしてジュリアンの恋の行方も…。
冒頭からお洒落で魅力たっぷりのアン・ハサウェイに導かれるように、物語に入り込んでいく。思わぬ展開に「こんなこともあるのかなぁ?」と思いつつ鑑賞していると、さらに事態は複雑に。
時には思いきることや一生懸命に取り組むことで、人生は変わっていく。そのポイントは愛。そっと軽く背中を押されるような気分になる作品だ。
オペラシーンはもちろん、全編に流れる音楽が素敵。主題歌はブルース・スプリングスティーンによる楽曲と知り、納得させられた。