『Pickup Cinema』

『Pickup Cinema』

新作も思い出の作品も おすすめ映画を紹介!

(C)2025 MOFAC Animation Studios LLC.

2025年製作/104分/G/韓国・アメリカ合作 監督:チャン・ソンホ 原題または英題:The King of Kings 配給:ハーク 劇場公開日 2026年3月27日 ★マスコミ試写会で3月16日鑑賞

イギリス人作家のチャールズ・ディケンズは「クリスマス・キャロル」の朗読劇を、5歳の末息子ウォルターに台無しにされてしまう。まだ幼い息子を厳しく叱ったため、親子の関係はこじれてしまう。

帰宅後、アーサー王に憧れて、剣を振り回すウォルターにディケンズが読み聞かせたのは「王の中の王」。これは、ディケンズがわが子のために執筆した特別な物語で、2000年前にベツレヘムで生まれたイエス・キリストの壮大な人生を描いたものだった。

貧しい両親の元に生まれ、12歳で〝神の子〟としての使命を自覚し、30歳で洗礼を受けたイエス。弟子たちの目の前で多くの奇跡を起こし、人々に愛と赦しを説き続けたが、最後の晩餐で自らの死と復活を預言し、十字架刑という試練の道へと歩んでいく。

最初は興味なさそうな様子のウォルターだったが、話が進むにつれ次第に物語の中に入り込んでいく。

原作は、没後64年を経た1934年まで出版が許されなかった幻の傑作「The Life of Our Lord(私たちの主の生涯)」。

最も権威ある作品”と呼ばれる著書をもとに、世界一有名な人物を誰もが理解しやすいストーリー展開と、見やすい3DCGアニメーションで仕上げた作品。

 

(C)2026上村奈帆・モノガタリラボ・プクプク/小学館/「ザッケン!」製作委員会

2026年製作/日本  監督:上村奈帆 出演:中島瑠菜、大島美優 八神遼介(ICEx)、阿佐辰美、豊島心桜、仲村悠菜(私立恵比寿中学)、山﨑光、中村守里/中島歩、土屋伸之(ナイツ)、板谷由夏 / 岡本信人 配給:SPOTTED PRODUCTIONS 劇場公開日:2026年4月3日 ★マスコミ試写会で3月13日鑑賞

高校に入学したばかりの杉野ゆかり(中島瑠菜)は悩んでいた。この学校では、生徒全員が必ず何かの部に入らなければならない。しかし、ゆかりには夢中になれるものもなく、淡々と日々をこなすタイプの少女だった。そんな彼女の前に現れたのは、雑草好きの同級生・徳田みみ(大島美優)、通称「ドクダミちゃん」だった。

ちょっと変わっているけれど、とってもピュアなドクダミちゃんに誘われ、雑草の観察を始めたゆかり。ドクダミちゃんの願いは“雑草研究部=ザッケン”の復活。

 

ドクダミちゃんの熱量に戸惑いながらも、いつしかゆかりも、ザッケン復活に向けて部員の勧誘や文化祭の準備を積極的に始めるようになった。

野球が上手くなりたい同級生と厳しい先輩、不登校になりかけていた同級生、ザッケン復活を後押ししてくれる放送部の部員たち、担任の教師、そして何かと口うるさいゆかりの母親らとの日常を通し、ゆかりは少しずつ「自分らしさ」を発見していく。

実在する部活動「雑草研究部」をモデルに、思春期の少女の繊細な心の動きを映し出す。

現代の高校が舞台だが、そこには暴力もイジメもなく、青春の日々を生きる生徒たちの姿が瑞々しく描かれており、温かく懐かしい気持ちになれる作品。

小さな雑草一つ一つにそれぞれ名前があり、お茶にしたり、料理に使ったりすれば新鮮な美味しさに出逢える。人生も、人との出会いもきっとそうなんだなぁ…と、前向きな気持ちになれる映画。

 

 

(C)2025 A NEW DAWN Film Partners

2026年製作/76分/G/日本・フランス合作 監督・脚本:四宮義俊 声の出演:萩原利久 古川琴音 入野自由 岡部たかしほか 配給:アスミック・エース 劇場公開日 2026年3月6日 ★マスコミ試写会で2月20日鑑賞

海にもほど近い、森の中に佇む、不思議な建築。ここは、創業330年の老舗の花火工場・帯刀(おびなた)煙火店。帯刀敬太郎(萩原利久)は、ある事件をきっかけに失踪した父の代わりに、幻の花火「シュハリ」を完成させようと孤軍奮闘していた。

8月末のある日、東京で暮らす幼馴染のカオル(古川琴音)が地元に戻ってきた。敬太郎の兄・千太郎とカオルの3人は4年ぶりに再会を果たした。

そこで、市役所に勤める千太郎から、ソーラーパネル設置のため花火工場の立ち退き期限が明日に迫っていることを敬太郎は知らされる。行政代執行の前夜、3人は失われた時間と絆を取り戻すかのようにぶつかり合いながら、「シュハリ」を完成させ打ち上げる計画を立てる。しかし、おりしも台風が接近しており花火の打ち上げは絶望的だった。

幻の花火に託された希望と、その鍵を握る「花緑青(はなろくしょう)」という名の顔料。

接近する台風、建物周辺の取り壊しが進むなか、果たして敬太郎たちは「シュハリ」を打ち上げることはできるのか。

そして、3人の未来は…

水彩画のように繊細で瑞々しいタッチの背景。それは、これまでに体験したことのないような世界観だった。花火師の物語だけれど、宇宙や地球、環境なども示唆していて、大人のためのアニメーションという感じ。

日本画家の四宮義俊が長編初監督・脚本を手がけ、フランスの気鋭スタジオ「Miyu Productions」との日仏共同製作。

2026年・第78回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された。

★「花緑青」とは、燃やすと青くなる緑色の顔料。美しいが毒性を含むため、現在ではほとんど使用されなくなっている。

 

(C)Universal Studios. All Rights Reserved.

2025年製作/137分/G/アメリカシンシア・エリヴォ 監督:ジョン・M・チュウ 出演:アリアナ・グランデ ジョナサン・ベイリー イーサン・スレイター ボーウェン・ヤン マリッサ・ボーディミシェル・ヨー ジェフ・ゴールドブラム他 原題:Wicked: For Good 配給:東宝東和 劇場公開日:2026年3月6日 ★関西マスコミ試写会で2月10日に鑑賞

ブロードウェイミュージカル「ウィキッド」を実写映画化した「ウィキッド 二人の魔女」の続編。

魔法の学校シズ大学で知り合った二人の魔女、エルファバとグリンダ。性格も才能も容姿も異なる二人は、最初は反発するものの、やがて友情を育んでいく。

そして偉大な魔法使い・オズが司るオズの国を訪ねた二人は、オズの秘密を知り、それぞれの道を歩み始める…というのが全編のあらすじ。

後編では、さらに成長した二人の姿を描いていく。

“悪い魔女”と呼ばれ、民衆の敵となったエルファバは、動物たちために戦い続けていた。

一方“善い魔女”となったグリンダは、希望の象徴として名声と人気を手にし、美しく輝いていた。しかし、心の奥ではいつもエルファバのことを思い、かつてのように仲良く過ごしたいと考えていたが、その願いは叶わなかった。

さらに、竜巻と共に現れた“カンザスから来た少女”によって、オズの国の運命も大きく動き始める。二人の魔女の運命は…

前作に続き豪華キャストが登場し、夢のように美しく華やかな魔法の世界で二人の魔女の物語が紡がれていく。

 

(C)2026映画「90メートル」製作委員会

2026年製作/G/日本 監督・脚本:中川駿 出演:山時聡真、菅野美穂、

南琴奈、田中偉登、西野七瀬 配給:クロックワークス 劇場公開日:2026年3月27日 ★マスコミ試写会で2月12日鑑賞

母子家庭で育ち、幼い頃からバスケットボールに打ち込んできた佑(山時聡真)。その傍らには、いつも明るく元気な母・美咲(菅野美穂)の姿があった。

佑が高校2年の時、美咲は難病に侵される。全身の筋肉が次第に衰え、やがて寝たきりとなり、人工呼吸器を装着しなければ生きていけなくなるALSという病気だった。

佑は母の世話を優先するため、理由を告げずに部活を辞める。そして介護ヘルパーに助けられながら美咲のケアや家事を健気にこなしていたが、受験勉強中や就寝中にも母からの呼び出しベルが鳴る日々への疲れは隠せなかった。

母の存在は何より大切だけれど、普通の高校生のように部活や放課後を楽しむことも勉強に集中することもできない。佑は学校の仲間や世の中からも距離を置くようになっていった。

その間にも、美咲の病気は進行し、身体の自由が奪われ、会話もしづらくなっていく。自分の気持ちを抑えることに慣れてしまった佑は、母のために東京の志望校への進学をあきらめた方が良いのではないか、と考え始める。

誰も悪くない。真面目に生きてきただけなのに、ある日突然、普通の生活が壊れていく。自分の未来や夢を追いかけたい17歳なのに、ヤングケアラーとして過酷な現実に向き合わなければならない。そんな息子を母はどんな気持ちで見ているのだろう。

昨日までと同じ未来が必ず来るとは限らないこと。色々なことを我慢し、家族の介護をする人々がいること。そして、介護する人、される人、それぞれの想い。色々なことを考えるきっかけとなる作品。

タイトルの「90メートル」の意味は映画のラストで明かされる。

 

 

(C)「パリに咲くエトワール」製作委員会

2026年製作/119分/G/日本 監督:谷口悟朗 キャラクター原案:近藤勝也 脚本:吉田玲子 声の出演:當真あみ、嵐莉菜、早乙女太一、門脇麦、尾上松也、角田晃広、津田健次郎ほか 配給:松竹 劇場公開日:2026年3月13日 ★マスコミ試写会で2月5日に鑑賞

舞台は20世紀初頭のパリ。主人公は日本からやってきた二人の少女たち。

厳格な家庭に育ち、夫を支える良き妻となることを望まれながらも、画家を夢見ていたフジコは、パリで骨董屋を営む叔父を頼り渡仏。店を手伝いながら絵の勉強を始める。

もう一人は、武家に生まれた長刀の名手でバレリーナに憧れる千鶴。二人は、横浜で開催されたバレエの公演で出会い、5年後にパリで再会する。

フジコは、異国の地でトラブルに巻き込まれた自分を救ってくれた千鶴の夢を応援しようと決心する。

輝きに満ちたパリで、それぞれの夢を追い求める二人だったが、フジコの叔父が失踪したことで絵の勉強どころでなくなる。

生活のためにレストランで働き始めたフジコは、東洋人だからと差別を受けるが、明るく前向きに生きようとする。

困難に遭いながらも互いを支え合い、それぞれの夢を追いかける二人の少女の奮闘記。

当時のパリは、さまざまな文化が花開いた“ベル・エポック”の中心地。石造りの重厚な建築や人々が憩う広場など、美しい街並みがスクリーンに広がる。

 

 

(C)2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

2025年製作/110分/G/アメリカ 監督:HIKARI 出演:ブレンダン・フレイザー, 平 岳大, 山本 真理, 柄本 明, ゴーマン シャノン 眞陽ほか 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 劇場公開日:2026年2月27日 ★マスコミ試写会で1月29日鑑賞

東京の小さなアパート。そこに暮らすフィリップ(ブレンダン・フレイザー)は、かつて歯磨き粉のCMで一世を風靡し日本に移住したものの、現在は落ち目となっているアメリカ人俳優。

今日もオーディションを受けに行ったが結果は期待できない。彼は日本での暮らしが気に入っていたものの、自分を見失いかけていた。

そんなある日、仕事の依頼の電話がかかってくる。現場は葬儀会場で、弔問客を演じる仕事だった。

帰り際、フィリップはレンタル・ファミリー会社の社長・多田(平 岳大)にスカウトされる。“レンタル・ファミリー”とは、他人の人生の中で「仮」の役割(友達、恋人、親など)を演じ、報酬を得る仕事だ。

社員の愛子(山本真理)や光太(木村文)に持ち上げられ、働くことになったのだが、結婚式の新郎として雇われたフィリップは、自分を偽ることに抵抗を感じ、雲隠れする。多田や愛子に責められ嫌々ながら式に出たフィリップは、後で、新婦の秘密を知ることに…。

引き籠りの青年のゲームの相手や受験を控えた少女の父親役、老人の話し相手など、様々な依頼を受けるフィリップだったが、仕事で出会う人々の“家族”や“友達”を演じるうちに、徐々に気持ちが変化していく。

そして、フィリップは多田に止められていた一線を越えてしまうことに。

時々、クスッと笑いながらも、じんわりと心に響く各エピソードは、美しい日本の自然や、独自の風習を背景に、人間関係の中で生まれる細やかな心情を丁寧に描いている。

主演はアカデミー俳優のブレンダン・フレイザー。監督は「37セカンズ」で衝撃のデビューを飾った日本人監督のHIKARI。全編日本ロケのハリウッド作品。

海外の人から見ると、日本は不思議の国なのだろうなぁ、とつくづく思う。

私は、公開前にメディア関係者が招待されるマスコミ試写会でこの映画を鑑賞した。心地よい余韻に浸りながら、映画のエンドロールが始まったとき、試写室に拍手が起こった。これまでに数百回のマスコミ試写会に参加しているが、こんな経験は初めてだった。

多くの人にぜひ観てほしいと思う。きっと日本の素晴らしさを再認識するはずだ。

 

 

(C)2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2026年製作/112分/PG12/アメリカ 監督:サム・ライミ 出演:レイチェル・マクアダムス, ディラン・オブライエン 原題または英題:Send Help 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン 劇場公開日:2026年1月30日 ★マスコミ試写会で1月27日に鑑賞

コンサル会社の戦略チームで働くリンダ(レイチェル・マクアダムス)は誰よりも有能だが、不器用で空気が読めないため出世もままならない。自宅でサバイバル番組を観るのが楽しみなシングル・ウーマンだ。

新しい上司となったブラッドリー(ディラン・オブライエン)は傲慢で、リンダにひどいパワハラを繰り返す。

そんなある日、リンダはブラッドリーや同僚たちとタイに出張することになったのだが、その途中、事故で飛行機が海に墜落する。

気が付くと、リンダは無人島の浜辺に打ち上げられていた。生存者はブラッドリーと二人だけ。足に大けがを負い、身動きの取れないブラッドリーは、上から目線でリンダに命令する。「ここは、オフィスじゃないのよ!」と言いながら、リンダはサバイバルスキルを駆使して、日陰をつくり、飲み水を集め、海で魚や貝を採り、食事の用意もする。そんなリンダを見て、ブラッドリーは少しずつ歩み寄りを始める。

やがて二人の力関係は逆転し、リンダが優位に立つが、ブラッドリーはそれを認めたくない。そんなブラッドリーに対してリンダの抑圧していた復讐心が爆発して・・・

物語は二転三転し、サバイバル、アドベンチャー、アクション、スリラーへと変化していく。そして誰もが予想しなかったラストへ。

極限状態に置かれたとき、何が必要なのか。人の気持ちはどう変化するのか。まるでジェットコースターに乗っているような気分で、叫びだしたくなったり、目をつぶってしまったり、の娯楽作品。

(C)2025 FOCUS FEATURES LLC.

2025年製作/120分/PG12/アイルランド・イギリス・カナダ・韓国・アメリカ合作 監督:ヨルゴス・ランティモス 出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、エイダン・デルビス、スタブロス・ハルキアス、アリシア・シルバーストーン ほか 配給:ギャガ 劇場公開日:2026年2月13日 マスコミ試写会で1月9日鑑賞

 

スタイリッシュで才能あふれるミシェル(エマ・ストーン)は、世界に知られるカリスマ経営者。

ある日、帰宅途中に何者かに襲われ、自宅前で誘拐される。

犯人は、ミシェルを地球征服を企むアンドロメダ星人だと信じるテディ(ジェシー・プレモンス)と引きこもりの従弟・ドン(エイダン・デルビス)だった。

テディの自宅の地下室に監禁されたミシェルは、頭髪をそられ無残な姿に。「髪の毛を使って宇宙と交信しているからだ」と、訳のわからない説明をするテディ。話のかみあわない変質者のような相手に、自分がエイリアンではないことを冷静に主張するミシェルだが、テディはすぐに地球から手を引くように要求する始末。

支離滅裂な発言を繰り返すテディと頭脳明晰なミシェル。時間が経過しても会話はすれ違い、二転三転する。まだ話がわかりそうなドンを言いくるめようとするが、テディに忠誠心を抱いているため手強い。やがてテディの意外な過去が暴かれ、ミシェルの身に危険が迫る。そんな時、警察官がテディの家を訪ねてくる。

ミシェルは無事にこの危機を乗り越えることができるのだろうか…。観客の誰もが彼女の身を案じるなか、物語は予期せぬ方向へと動き出す。 

前半は比較的、淡々としているのだが、後半になって一気に衝撃的なシーンが連続する。

狂気の先にある事実とは…

衝撃のラストには誰もが驚かされるだろう。

そして思い込み、偏見とは何なのだろう、と考えさせられる。

今、最も刺激的な演技ができるエマ・ストーンの熱演に、今回も目を奪われる誘拐サスペンス。

(C)2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

2025年製作/アメリカ 監督:エドガー・ライト 出演:グレン・パウエル ジョシュ・ブローリン ウィリアム・H・メイシー リー・ペイス 配給:東和ピクチャーズ 劇場公開日:2026年1月30日 ★マスコミ試写会で1月9日鑑賞

 

近未来のアメリカ。社会は一握りの富裕層と、圧倒的多数の貧困層に分断されている。人々の関心は、テレビで放映される、過激なリアリティショーやデスゲーム。貧しさ故に一攫千金を狙って、命がけのテレビショーに参加しようとする人は後を絶たなかった。

職を失ったベン・リチャーズ(グレン・パウエル)も娘の薬代のため、死の鬼ごっこ「ランニング・マン」に応募する。

30日間、逃げ切れば大金を手にし、ハンターに捕まれば即死という恐怖のデスゲーム。しかし、その実態は生放送を通して一般視聴者も人殺しに参加させるというメディアが仕組んだ究極の殺人ゲームだった。

ベンは変装し、スラムに身をひそめ、国境を越えて逃げようとする。しかし、エンターテイメント性を何より重視するTVプロデューサーや視聴率獲得のために何でもする司会者、執拗に追いかけるハンターにより追い詰められていく。

さらにベンの姿を映し出す生放送では、フェイク映像が流され、実態とは異なるベンの言動が視聴者の好奇心を煽るのだった。

逃走の途中、ベンは底辺に生きる人々や社会の変革を願う人、平和ボケした富裕層の女性など、様々な人々に出逢い、助けられる。

40年も前に書かれた原作が、怖いほど現代に通じる問題をはらんでおり、私たち観客はスリルとアクションを楽しみながらも社会やメディアに対して様々なことを考えさせられることになる。

何より、見応えあるグレン・パウエルのアクションシーン、そして物語を盛り上げる音楽も良い。