初夏のある日のお料理教室でのこと、日本料理「緑和え」の作り方を習いました。

「おろし胡瓜」と「大根おろし」を混ぜて和えるのですが、どちらも汁気を切るにはなんと簾を用います。

おふきんで絞るのではなく、じっくり時間をかけて自然と汁が落ちるようにするのです。

この一手間をかけることで、見た目も美しく、お味が格段に良くなります。家庭料理というより料亭のお料理に格上げしてよい レベルだそうです。

以前に、御造りの頂き順を教えていただいたことがあります。美味しく頂くための順序だそうですが、これだけ大変な手間のかかるお料理ですから、やはり作り手の方のお気持ちに沿う、美味しい順序で頂きたいですよね。

 

Hiroko' Elegant manners lesson