『アース(EARTH)』http://earth.gyao.jp/ を遅ればせながら観ました。

 

奇跡の星「地球」上の自然と動植物が織り成す生命の神秘の素晴らしさ、映像の美しさと聞いて、ノマディック美術館のグレゴリー・コルベールの『Ashes and Snow』展をイメージして行ったのですが、もっともっとドキュメンタリーで、文明をもった私たちが避けて通れないことを考えさせられる映画でした。

 

 

北極大陸の氷河と共生するシロクマの生態にはじまり

 

地球の緑の3分の1を占める静寂のタイガを抜け

アフリカのサバンナではオアシスを求める動物たち

水と緑豊かなジャングルで求愛ダンスを舞う美しい極楽鳥たち

生きるためにエベレストを決死の山越えをする鶴

クジラたちの8000万キロに及ぶ生死と隣合わせの航海

太陽に閉ざされた南極に浮かび上がるオーロラの世界

 

温暖化で北極では氷が早く解け狩ができないシロクマたち、

 

広がり続ける砂漠化で水の恩恵を受けられない動物たち、

海の世界でも魚の餌となるプランクトンの減少、

生態バランスがどんどん崩れている姿、絶滅へのカウントが始まっている動物たちを目の当たりにさせられる。

生き物たちは必死に生きるために生きている。けれど、今の地球は生態系によるものだけではない事情が生まれている。

 

みんなわかっているけど、つい忘れてしまうこと、地球規模で考えること、小さなことでも少しずつでも実践してゆきたい。

 

 

Hiroko' Elegant manners lesson

佐藤浩子