本当はどんな人だったんだろう。


20代後半の1番心の病がひどかった時

他の場所でブログを書いていて

私は言葉が昔から好きで

読解のように歌詞の意味を考えるのが好きで

でも周りには歌のメロディーの方重視の人しかいなくて

歌詞について語っても温度差があるから語れる場がなくて

だから読書感想文みたいに歌詞についてブログ書いていたらコメントをくれた人がいた。

その人のコメントを見て、自分とはまた違う捉え方をしてて嬉しかった。


その人は自分でブログは書いてないし

プロフィールに住んでる県だけは書いてあったけど、プロフィール文はあったかなかったか

あったとしても覚えてないような一言くらい

アバターだから男性なこと以外は顔も好きなものとかもわからないし

プロフィールだけでは人柄の情報がなにもわからなかった。


でもコメントの文章に共感したし

その文章が初コメントから地方の言葉で少しくだけてて堅苦しくなくて

かといって失礼な感じや軽い感じでもなく

なんだかその雰囲気が私には心地よくて

コメントをもらってるうちに、個人的にメッセージで話をしてみたいと思うようになった。


迷惑かも、もうコメントくれなくなるかもと不安ながらメッセージを送ってみた。


彼から返信もらえて、初めは普通の色んな話をしたけど

やり取りしてるうちに普通の話じゃなくなった。


両親とか細かい話は忘れてしまったけど、普通の環境で育った人ではなくて

名前を聞いた時、なぜか自分のことを膿(うみ)と答えた。

自分は膿だからと。

どうしてそう思うのか何度聞いても教えてもらえなかった。


彼は彼女だった人が精神科の閉鎖病棟に入院してしまっていて

彼女の両親から「もういい」と言われているのにずっと入院費用を払っていて

いずれ退院したらその後の生活の面倒を見ていくと決めているという話をした。


私が彼女を今も好きなのか聞いたら

彼はそういう感情はないと答えた。


だから私は、彼女は自分に愛情がないのに、責任感なのか義務感なのかそういう理由で一生一緒にいてもらってもきっと嬉しくないと思うし、ちゃんと愛してくれる人と出会った方が幸せになれると思うと彼に言った。


それに対して彼がなんと言ったかは覚えてないけれど、曖昧に流されてそれ以上深入りできなかった。


確かに私は2人の間になにがあったのか知らないから

彼はそんな型通りの当たり前なことは言われなくてもわかっていたのかもしれない。


わからないもどかしさで眠れなくて

精神科病院の看護士さんに彼の話した彼女の話をしたら

「それは作り話な気がする」と言われた。

真実はわからない。

あの時よりずっと歳を重ねた今でも。


ただあの時

私は彼と話していて普通に優しく、きつい言葉やこわい面はなかったし、傷つくようなことも怪しそうな雰囲気も感じなかった。

特別優しい訳でもなく普通。

ただたまに言う言葉に惹かれるものがあった。


だから私はなにも知らないけど

私が感じる彼は膿じゃなかったから

海にゃんと呼ぶことにした。


その頃の写真

今のスマホ内にはないけど、普段見てなかったフォトアプリ内にはすごい昔の写真まであって、この写真を見つけたからこのブログを書こうと思った。


今日はここまで。