富貴蘭銘鑑次第貴品「曙」。朧月とも呼ばれています。
京都の南部で発見された東陽殿の変化種。
中斑の中に松葉が散るという富貴蘭の中では独特の柄です。
中央は黄色みの強いのと白色とある。縁は紺覆輪。
泥軸、青根に近い薄い泥根、付きは月形。
富貴蘭は柄が安定せず同じ柄の株立は貴重なので、柄が揃ったこの株はやや高めで迷わず落札致しました。
このまま大株になればとても素晴らしい株立になるのではと期待しています。
曙は一目見て曙と分かる柄なので素晴らしい特徴だと思います。
縞や覆輪は何の名なのか殆ど分かりません。
一目見て特徴が分かるというのは個性が光る素晴らしい種だと思います。
派手目の柄なのでシンプルな天山工房の鉢に合わせてみました。
5月ということで5月人形と飾りました。
都会暮らしは富貴蘭や日本の骨董、飾り物も和室が無いので洋室に飾るのが基本です。
富貴蘭や掛け軸は和室に飾るものとされてますが、洋室に飾るのもとても似合います。
洋室に和物を飾る事で日本人にはとても心地よい空間に変わるものです。
海外で富貴蘭は人気なのですから和柄は洋室に合うのだと思います。