水野さん、筋肉が無くなっていく病気で声がでなくなりました。
でも、毎日お天気の日は散歩をかかしません![]()
私の家の前で倒れていたのが、私と水野さんの出会いでした。
一人で立ち上がる事ができない水野さんは、首からぶら下げた携帯電話を私に差し出しました。
「もしもし、お迎えお願いします。」
お迎えに見えた家族のかたのお話で水野さんの病気を知りました。
それから、ず~っと何か私に出来ることは無いかな と 考えていました。
挨拶ならできることに気がつき、水野さんの姿を見つけると走りよったり、窓辺から
「おはようございます水野さん!ガンバってね~。」とか
「何か困ってることありませんか~」なんて声かけに専念していました。
でも何だかいつも水野さんは微妙な顔をするのです。
たまたま居合わせた、知らない私に声をかけられるのは迷惑なのかな・・・。
まぁいいか~。やっぱり声かけよっと![]()
ある日スパーで、ドコモが配布している黄色い手帳をみつけさっそく頂いてきました。
中には50音が書いてあったり、会話が書いてあり指差しで思いが伝えられる仕組みになっていました。
いつでも水野さんに会っていいように、持って歩いていたら、
偶然、散歩に出かけようとする姿を、水野さんの家の玄関で発見しました。
「水野さ~ん
」
と叫び、けげんそうな顔をする水野さんに手帳を渡し帰ろうとして目に入った表札には
SUZUKI と書いてありました![]()

