朝 珍しく早起きした正美が外を眺めながら、正夫に言った。
「お父さん、台風すごかったね! でも何だか道が綺麗になった気がする」
「そりゃそうだ!台風はいろんな所を掃除してるんだぞ、人が普段やらない所の大掃除だ!」
横で聞いていた正子が言った。
「そうね! 今朝散歩してたら、いつも通る、うどん屋さんやラーメン屋さんの前の道は排水の匂いが臭くて嫌なんだけど、今日は臭わなかったわ! 大雨が掃除してくれたのね!」
正夫が驚いたように言った。
「まだ雨が降ってるのに今朝も散歩に行ったのか?」
「そりゃそうよー ぜい肉を引き締めるのに休日はないのよ、それより自然が大掃除をしてくれるなら、人間に身体も年に何回かは大掃除をしてくれたらいいのにね!」
あきれたように正夫は言った。
「してるじゃないか!下痢は腸の大掃除だぞ、たまに献血すれば血液は新しく入れ替わるぞ!」
「そうねー じゃ脳の掃除はどうするの?」
と正子が聞くと、よーく考えて正夫が言った。
「うーん おまえの脳の掃除か・・・普段あんまり使ってないからなー これは難問題だぞ正子! よーく考えて、この難問題をを解く事がおまえの一番の脳の掃除だ!がんばれ!」
正夫の今日の一句
使うほど 脳も身体も 大掃除