「ラベリング効果」という言葉を

ご存知でしょうか?

「あなたは◯◯ね」と人から言われ続けると、

そのような行動をとってしまうという

心理学の理論です。

 

 

 

 

例えば、

「私はO型だから大雑把なの。仕方ないでしょ」

「A型だからきちんとしなくちゃ」など、

私たちは、血液型や星座などの占いによっても

ラベリングされているということです。

 

 

 

 

お気づきでしょうか!

 

 

 

 

大人の言葉は

無意識に子どもをラベリングしています。

 

 

 

 

「お兄ちゃんなんだから」という言葉によって、

長男・長女は一般的に責任感が強かったり、

周囲の目を気にするタイプが多くなります。

「女の子なんだから」という言葉によって、

女性らしいものを選択しなければという意識が

働いたりするものです。

 

 

 

 

皆さんは、わが子にどのようなラベリングを

貼っているでしょうか?

 

 

 

 

ドラえもんに登場するのび太くんは、

「いつも0点」という

ラベリングを貼られています。

 

 

 

 

そう言われ続けているから、

いつまでたっても勉強が苦手です。

稀に良い点をとっても、

まぐれだと本人も思い込んでしまいます。

 

 

 

 

「そうなってほしくない」という意味を込めて、

悪いことを指摘することもあるでしょう。 

 

 

 

 

しかし、

「それくらいできないの」「バカじゃないの」

そんなふうに言われると、ラベリング効果で

自分を「ダメな自分」であろうとするのです。

 

 

 

 

教室では「イメージコントロール法」を用いて、

前向きな褒め言葉を使います。 

 

 

 

 

「頑張り屋さんだね」と言われた子は、

「やり遂げよう」と思います。

「素直だね」と言われれば、

へその曲がったことを言いづらくなります。

「優しい子だね」と言われれば、

人に意地悪できないのです。

 

 

 

 

ダメで、できない子ではなく、

お子さんの理想の姿を思い描き、

良いラベリングを貼りましょう。