名古屋を歩きながら、
以前、付き合ってた人の出身地だったなぁって…(笑)
連れてってもらった、知り合いのイタリア料理のお店も忘れたし、
一緒に行った櫃まぶしのお店も何となく避けた。笑
つまらない回想スタート( ´(ェ)`)
すっごく自分には不似合いのスポーツ仲間を通じて知り合い、
あまり話さなかったのに、
その後、私の連絡先を友達に聞いて、
毎日の様にメールや連絡が来て、何で私???と、戸惑ったけど、
会う前から、ちょっとナイスガイ(笑)的な噂をちらほら聞いてた安心感もあって、デートするように。
大正時代くらいからの問屋業で、地元で色々会社経営をしてたお家らしく、
同じ名古屋出身の人が納得するくらいの高級住宅地で、結構なお育ちみたいだったけど、
経営してた会社の倒産や資産トラブルで、お父様が行方知れずに。
中学くらいから、苦労してきて、
頑張って早稲田に入り、上京。
…というエピソードを付き合ってから知った。(私は早稲田じゃないけど)
ドラマでは、よく聞くような話だけど、実際にそういう人と初めて会った。
普通に映画見たり、ディズニーとか行ったり、普通の彼氏彼女の日々を想像したけど、
実際は、精神的な闘いの日々だった。
といっても、暴力も暴言もはかない、
レディファーストで、優しい人だったけど、
とにかくプライドが高くて、力強くて、暗い(笑)
それから、ちょっと疑り深くて、基本は人間嫌いだけど、できれば人間を信じたいって考えの人だった。
そういう内面を周りは知らなくて、付き合ってみてから知った。
初めて本格的に付き合った人だし、
理解したくて、
会話の中で出てきた作家の本を探したり、
生い立ちの悩みを打ち明けられた時には、
話し相手になれるよう、参考になる本を探した。
今思うと、あの頃の自分けなげとも思うけど、引き出しが全然なかったから、
何かというと、本屋や図書館へ答え探しに行ってた。
そのうち、一生結婚しないとか、
暗い展望しか言わなくなって、
それでも一緒にいるかどうか聞いてくる事が多くなって、
そんな先の事わからないけど、一緒にいたいって答えれば、
ちゃんと考えろと怒られる。笑
今だから、思うけど、ものすごく理不尽な事も言われてた気がする。笑
私は、もっと気楽でのんきな普通の付き合いがしたかった。
様子や雰囲気でわかるのか、親にも心配されるし。
ある日、カフェで将来とか色々な事を話してた時、
私ののんきな言葉が気に触ったのか、
いきなり強い口調で、意見を言われた。
隣のテーブルの人の視線も辛かった。
何も言えなくて、自分が小さくなって消えそうな感覚を初めて味わった。
帰り道、もう自分には、この人は手に負えない。
このままいくと、自分が精神的におかしくなる。
もしかしたら、他に好きな人ができたのかと思った。
遠ざけたくて、ああいう態度なのかもと思った。
辛かったけど、自分に近づいた時も唐突だったし、
興味失せるのも唐突な人なのかもと思った。
絶対に、甘えたり、泣いたりして、
考えを変えるような人じゃないとわかってたので、もう別れようと、
一緒に行く予定で、もらっていたライブのチケットと手紙を、彼のポストに入れた。
その後、電話があって、会おうって言ってくれたけど、
自分も頑固なので、会わずに別れたい想いだけ伝えた。
なんで私だった?という事だけ聞いたら、
「救ってくれると思った」
あれだけ、人は人を救えないって言ってた人が!!
「自分と全く違う、汚れてない感じが救いだと思った」
この言葉が、一生忘れられない。
切なくて、悲しくて、どこか嬉しくて、よくわからない涙が出た。
明るい方に、連れて行けたらなって思ったけど、私では力不足だと、結局別れた。
その後、特にお互い好きな人ができたでもなく、そのうち彼が留学したと聞き、
音沙汰もなかった4年後、某大物芸能人の催しのお誘いが友達からあり、
というか、彼が就職した会社がらみのお誘いだったらしく、再会。
普通に再会。笑
その後も、メールのやりとりしたけど。
何だか、創作活動してる女性と一軒家で同居して?
恋愛関係じゃなく?サポートしてる?とかわけわからん近況を聞き、
会う?って
会わねーよ!!バーロー!!笑
もう、ややこしいのはヤダ。
相変わらず、ややこしい人だった。
笑い話になって、終わり。
勝手に命名するならば、
「永遠の19歳病」というのかも。
中二病じゃなくて。笑
私が、賢くて、精神的に大人だったら、何とかなったのかなぁ。
今は、携帯も変えちゃって、
共通の知り合い諸共、
本当に交流なくなったけど、どこかで元気にしてるといいな。笑
普通の楽しいデートもしたけど、
世間知らずでいた自分を、鍛えてくれた人だった。
女性でよかったと思わせてくれた。
ただ、少し臆病になったのと、
彼から伝染された厭世的な物の考え方や、簡単に人を信じられない所は、若干抜け出せず、困ってるけど。笑
それからなのか、私の中で、都の西北出身者が、鬼門なのは( ´(ェ)`)笑