紅楼夢 | hirokoーcloud9

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雑記・雑想・雑念


現在LaLaTVで放送中。

このドラマの録画を見るのが、目下の楽しみ。

有名な中国小説として、タイトルは知ってたけど、このドラマで初めて内容を知った。
詩的な雰囲気と美しい映像が素敵で。

富豪の名家・賈家の御曹司と二人の美少女の恋、また御曹司を取り巻く女性達との交流。
名家の繁栄、没落…

物語も長いし、登場人物も多数。

賈 宝玉(カ ホウギョク)…美少年の御曹司。設定が壮大。太古の女神がポイした石(通霊宝玉)と共に、この世に生まれた。
(この石が物語の語り部)
前世は、天上界の神に仕える侍者。
毎日、霊河のほとりの絳珠草(コウジュソウ)に甘露水をかけていた。
純粋に美しい女性が大好き。姉妹、親族、侍女、美少女達に愛されたり、イジられたり、お世話されたり、みんなのアイドル。黛玉を妻にと望む。

林 黛玉(リン タイギョク)…上記の絳珠草の生まれ変わり。甘露水効果で、美しい仙女に変化。人間界に生まれ変わった侍者の為に、「甘露水の代わりに、あの方の為に一生分の涙を流して恩返しを」と人間界に生まれ変わる。
(なので、ほぼ宝玉関連で泣いている)
人間界では、宝玉の父方のいとこ。聡明で気高く病弱な美少女。前世の縁で、宝玉とは相思相愛だが、お互い素直になれない。


薛宝釵(セツ ホウサ)…宝玉の母方のいとこ。明るく健康で、賢い気配り上手の美少女。良妻賢母タイプ。宝玉が持つ石の鍵となる金の首飾りを持っていて、宝玉とは夫婦になる縁を持つ。(金玉の縁というらしい…キンギョクです)
宝玉の親族は、彼女を宝玉の妻にと望む。
前世は天上界の仙女。

メインとなるのは、この3人。
上記ヒロイン2人を加えた、天上界で仙女だった全部で十二人の女性達が、現世でも宝玉を取り巻いている。
昔懐かしの女子十二楽坊の十二は、これに由来するとか。

他にも、
宝玉を叱りながら、お世話する侍女や、
宝玉に大切に思われながら死んでゆく侍女や、

「私、宝玉様と同じ誕生日だから夫婦になる縁だわー」
とか、
「宝玉様にお仕えしたいー」
とか、
ファン達に囲まれたスーパーアイドル宝玉様…。


これまで、美しい庭園で詩を詠んだり、酔っ払ったり、
大晦日やお正月、鹿肉BBQでワイワイしたり、楽しい描写が多かったけど、
ちょうど、子役時代も終わり、物語は悲しい出来事が多くなってきた所。

衣装、暮らし、季節の行事の描写なども見応えあるので、
結末は悲劇とわかっていても、とりあえずハマっているドラマ。
原作は、紅学という学問もある程、歴史のある奥深い作品。
用語など、わかりやすい関連本でも読んでみたい。
原作は……私に読めるかな。。笑


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