ゆま『遠藤先輩!卒業おめでとうございます!よかったら、私にも記念にボタンください!』
遠藤先輩『第2ボタンはねェけど、いい?』
ゆま『第3でも、第4でも袖口のボタンでも何でいいです!
1年の時、残り一個の焼きそばパンを譲ってもらった日から、ずっと好きでした!』
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ゆま『あ~、もう新学期から先輩はいないんだ~、受験だし、学校つまんない。未来が灰色』
ちほ『でも、最後にボタンもらえてよかったね!』
ゆま『うん、色々ありがとね!ちほがいなかったら、片思いの2年間乗り切れなかったよ』
ちほ『私も相談乗ってもらってたし、何とか付き合い続けてられるのも、ゆまが話聞いてくれるからだよ!
ゆま『いいな~、ちほは幸せで、、』
ちほ『ムカつくことばっかだよ!あっ、そういえば2組の岩佐君がゆまのこと、可愛いって言ってたんだって』
ゆま『マジ!?それ、いつ頃!?』
ちほ『2学期の中間試験あたり!?』
ゆま『そうだったんだ~、もう忘れてるかな…
文化祭の時に焼きたてピザをサービスしてくれて、ちょっと気になってたんだよね~』
ちほ『いい感じだよね!岩佐君。今度相方に頼んで、セッティングしちゃう?』
ゆま『う~ん……あっ、あれ?ヤバい!ボタンがない!』
ちほ『え?かばんの中は?』
ゆま『ハンカチで包んでたんだもん!え~!ないよ~!やだ!せっかくもらったのに~』
ちほ『これは先輩の事は忘れなさいって事だよ!春は恋の季節だよ!』
ゆま『まだフリーなんかな、受験だけど、大丈夫かな?』
ちほ『受験も恋も両立させるくらいじゃなきゃ、世知辛い世の中渡っていけないぜ!お嬢さん!』
ゆま『がーさすです!姉さん!』
ちほ『じゃ、春休みディズニーかシーパラ行こ、りょうちんに頼んどく!』
ゆま『なんか、未来がピンク色~!遠藤先輩ありがとう!岩佐君こんにちは~(●´∀`●)/』
ちほ『切り替えはやっ!』
…そんなストーリーがあったかもしれない…笑
ボタンにまつわる妄想劇場でした。
