ドギツイ舞台だった。
切ない舞台だった。
そんな中、藤原竜也はかっこよく。
宮沢りえさんは、美しく、儚くも強い。
にっしーは、
前半は二人を慕うあどけない存在。
後半は二人を懸命に助ける救いの存在になっていた。
猥雑な世界の中、ピュアなのだけど、
にっしーが持つ独特な雰囲気は、
どこか猥雑な世界にマッチしていた。
歌う時同様、台詞回しも、
緩急、強弱、抑揚があって、
聞いていて心地よかったし、必ず何かハッとさせられる瞬間がある。
座布団席を除けば、実質2列目で、
1幕と3幕でビニールシートが配布された。
最初は大丈夫そうと思ったけど、
にっしーの初ダイブで顔に来た。

光栄でありました(笑)
歌い踊るオカマさん達を見ながら、
父ちゃんが墨田区で下宿していた頃、
自分とあまり年の違わない、
近所のガラス屋の20歳くらいの息子さんが、
夕方になるとスカートを履いて出かけていくのを見て、
『都会は田舎と違って色んな人がいるんだなぁ…( ̄~ ̄;)…ってビックリした』
…なんて、若かりし頃のエピソードを思い出した。(笑)