2020年4月1日、スタジオをオープンし3年が経ちました。
スタジオをオープンした際、自分が目指すスタジオの形がはっきりと想像できていました。
スタジオをオープンし、数ヶ月経過した頃。
自分の理想としているバレエスタジオの形とスタジオ近隣にお住まいの方々がイメージされているバレエ教室の形が、大きく異なっていることに気がづきました。
様々な方法で、生徒達や外部の方に私の理想としているスタジオの形と行いたい指導方針を伝えていきました。
スタジオオープン当初は3年で自分の理想の形を完成させていくことができたら幸せだなと思っていました。
毎晩夜遅くまで「生徒達が上達するためにどういうトレーニングが必要か」「どういう練習方法がその子にとってベストか」を考え研究し、プログラムを組みレッスン時に生徒達に伝えましたが、1〜2年目はいつも頑張っている数名の生徒のみ言われたことを継続して行なったため、クラスのレベルの差が大きくなりました。
遊びの延長のようなバレエを子供達に伝えたいと思ったことはありません。
その部分はオープン当初から私が絶対に妥協しない部分です。
正しいポジションで、正確に踊る。
だからこそクラシックバレエは美しいのです。
海外のバレエ学校では小さい頃からその基礎をたたきこまれます。
その教育がなく育ってしまった日本の生徒達は大きくなってからまた学び直す必要性があり、長年修正してこなかった癖を直すために長い時間がかかりとても大変なことです。
3〜5歳くらいまでは習い事の一つとしてバレエという認識で問題はありません。
小学生以上は正しいポジションで踊ることができなければ、何度も繰り返し練習します。
4月6日(月)からオンラインレッスンを始め、1週間のレッスンが終了しました。
そこで初めてスタジオをオープンし3年経過したことを思い出したのです。
4月3〜4日のコンクール、5月10日の発表会、コロナのことで日々忙しく、スタジオの3周年をすっかり忘れていました。
1週間のオンラインレッスンを通して、生徒達の大きな成長を感じました。
そしてお父様方、お母様方のあたたかいご支援に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
画面上でのレッスンにも関わらず、生徒達は真剣に私の注意やアドバイスを聞き、その場ですぐに練習をしていました。
そして、私の声が聞こえなかった子達のお母様方が私の代わりに子供達に伝えて下さったり、子供達の身体の向きを正して下さったり、スタジオでのレッスンと同様の指導ができました。
私が理想としている形が画面を通して見えた時、本当に感謝しかありませんでした。
ASAMI INTERNATIONAL STUDIO はたくさんの方々のサポートで輝くことができています。
私が一から育てた第1期生の生徒達は小学校1〜3年生になりました。
その生徒達を通して私の指導法の成果が見えるまでには2年半〜3年かかりました。
(彼女達は幼稚園生の時は週2回、小学1年より週3回レッスンに通っています)
何かを達成するには時間がかかります。
レッスン回数が少ない場合は、倍の時間がかかります。
子供はいつ伸びるか分かりません。
上達のスピードが速い子もいれば、小さい頃は時間がかかりある日突然スピードアップする子もいます。
すぐに成果が出なくても焦らず、練習を毎日続けることがとても大切です。
例え子供達が諦めても、私が子供達を信じ諦めなければ必ず上達するということをこの3年間で子供達や指導者の先輩である母から学びました。
いつもサポートいただき本当にありがとうございます。
皆さまにたくさんの感謝の気持ちを込めて
ASAMI INTERNATIONAL STUDIO
浅見 紘子
ASAMI INTERNATIONAL STUDIO
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2019年09月08日 09:24
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