本を開くと、優しい風がふく
読み進めていくと、温かい気持ちになる
本を閉じると、生まれた頃のピュアな自分に戻っている
私の一番好きな「西の魔女が死んだ」はそんなあたかかい本。
大好きな祖母が亡くなってから、私は一人になるといつも泣いていました。
ある時、中学校の図書室で見つけた本。
初めてこの本を読み、「主人公のお祖母さんと祖母の姿が重なり、涙が止まりませんでした
すぐ側にいた人が、突然目の前から消えてしまう。
母は私が生まれる前から大学に勤めていました。
仕事が忙しく、私は母方の祖母の家で過ごすことが多かった。
仕事をバリバリこなす姿はとてもかっこよく、家事も一切手を抜いたことのない母は大好きです。
寂しい思いをしたこともありませんでした。
でも、その頃の私にとって祖母は母以上に大きい存在でした。
誰よりも多くの時間を祖母と過ごしました。
セーター、アクセサリー、ビーズのバック、素敵な物を私の為にたくさん作ってくれました
いつも私を応援していてくれた祖母。
私がバレエを習い始めることができたのも、祖母のおかげです。
大好きだった祖母に伝えられなかった言葉
「おばあちゃん、大好きだよ」
「ありがとう」
ずっと後悔していました。
恥ずかしがらずに言えば良かったと。
以後、恥ずかしがらずに人に気持ちを伝えることができるようになりました。
大切な人達に感謝を込めて。
日々、後悔しないように。
あの時、この素晴らしい本に出会えたことに感謝しています。
その素敵な本、梨木 香歩著「西の魔女が死んだ」が映画化されます。
映画「西の魔女が死んだ」オフィシャルサイト
予告編を見ましたが、ストーリーが全て頭の中に入っているので、たった数秒で号泣してしまいました。
そして本を読みながら、思い描いてたイメージとぴったりだったのでびっくりしました
とても美しい映像でした。
ぜひ、映画館に見に行きたいです。
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