☆今日の河北新報によると、目が見えない人向けにスマートフォンを通じて情景描写の音声ガイドが聞ける映画を、東映が初めて全国的に配給する。23日公開の人気アニメ「ワンピース」の劇場版。業界挙げてバリアフリー化に取り組んでおり、耳が聞こえない人のための字幕付きの準備も進む。障害がある人も劇場で鑑賞する機会が広がりそうだ。
音声ガイドを利用するには、無料アプリ「UDCast」をあらかじめスマホやタブレット端末にダウンロードする必要がある。せりふの合間に場面を説明する音声ガイドが流れ、イヤホンで聞きながら映画を楽しむことができる。
かつては、私が住む田舎町にも映画館があった。中学生の頃には2館あり、友人と「未知との遭遇」を観に行ったことが懐かしい。ところが、中心市街地の衰退化で映画館への入場者が減少していき、ついには、近隣市に綺麗で設備も整ったシネコンができたことが決定打になった。地元町民は週末には商業施設の整った近隣市で買い物をして、シネコンで映画を観ることが定番の娯楽になった。そして、いつの間にか、地元の映画館は廃業した。映画館もない町で、クルマ社会だから、若者は遊びに近隣市や県庁所在地に愛車で繰り出す。その悪循環で、田舎町の衰退化は加速している。
私は強度の近眼のために映画館での字幕があまりよくは見えない。それで、今では映画鑑賞はレンタルDVD店でレンタルし、自宅でビールを飲みながら鑑賞している。仙台市で会社員をしていた時に、繁華街国分町でホステスをしている19歳のギャルと映画館に行った。そのギャルは上映中にポップコーンのビニール袋を音をたてて破ろうとしている。明らかに、その音が雑音なので他の鑑賞中の客が咳払いをして抗議をする。さすがに、鑑賞モラルの無い、そのギャルと一緒にいることが恥ずかしかった。高校を卒業して、すぐに国分町でホステスをするギャルにはそもそもモラルは無いのだろう。やはり、映画は1人でゆったりと鑑賞するのが一番だ。