☆今日の河北新報によると、岩手大は25日、1月の大学入試センター試験中に、30歳代の男性技術職員が同大女子トイレに侵入していた、と発表した。自宅待機にしているという。
同大によると、試験2日目の1月19日、数学Ⅰの試験終了後の午後2時すぎに工学部の女子トイレに入った受験生が、隣の個室に不審な気配を感じ、女性警備員に通報、警備員が取り押さえたという。
発表までに日数があったが、事実を公表しただけましだろう。公務員のわいせつ事案はけっこう、隠蔽される。これは岩手県の県南部で十年ほど前に起こり、隠蔽されたケースである。
その田舎町では、毎年、町主催で「焼石マラソン」という大会を開催していた。十年ほど前、大会の女性参加者の更衣室に隠しカメラが仕掛けられているのが見つかった。犯人はすぐに特定された。30歳代のその町の役場職員だったという。
町幹部の間で、この事件を公表するか協議した。この事案は間違いなく週刊誌ネタになると、みんな頭を抱え込んだ。当時、その田舎町は個性的な町おこしをしていてメディアに注目されていた。
結局、当時の町長が自分の保身を優先し、この事実を隠蔽した。隠しカメラを仕込んだ役場職員も厳重注意だけで処分されなかったらしい。その後、この田舎町は周辺自治体と合併した。その役場職員は現在、新しい市の市職員として、普通に地方公務員をしているという。世の中の現実はこんなものである。