当たり前のように チクタクチクタク ボーンボンと、
時を刻んでいた時計が 畳の上へ。

そして、ありふれた新しい時計が、
この柱時計のあった ところに輝いていた。
どうしたの?と聞くと、
狂っとると。 もう一回くらいは直してみたいんだけれどね~。と。
そっかー。
やたらとカチコチと、存在をアピールしていて、
たまにうるさいなぁと 思うこともあったけれど、
なくなるのかと思うと、それはそれで、 悲しい。

でも・・・もっと悲しい一言があった。
これね、この家を建てた時の贈答品だから、
あんた(私)と 同じ年ばい!

・・・だって。
ががーーーーーーーーん!!!!!

『大きなのっぽの古時計』 は、おじいさんが亡くなる時に
ダメになっちゃうんだよね。

おいっ!!
お前、まだ私、人生の半分しか生きてないのに、
ボケるとわ!!!
もうちょっと、頑張って!!!



父の一言で、今まで以上に愛おしくなった、
我が家の古時計でした。
いや、古時計じゃなく、熟時計ってことで
