アニキの存在が大きすぎて、
旅立った事が今でも信じられません。


プライベートでも、身内の様に可愛いがってくれたアニキとの時間やその熱い歌声は、

自分の存在意義に自信を持たせてくれる、
エネルギーと愛に満ちていました。



アニソンでデビューした私は、

アニキの偉大な背中に支えられました。



ある日、泣いてる時にたまたま、
アニキから電話がかかってきて…

涙声で出ると、
温かい落ち着いた声で
「どおしたの?」と。

その声で、余計泣けてきて。

泣き止むまで、
ずっと待っててくれたアニキ。

ハッとするような
的確なアドバイスをくれました。

たくさんのことを乗り越えてきた
アニキの言葉で、気持ちが軽くなった事
一生忘れない瞬間でした。


50年以上ブレずに、
魂を込めてアニソンを届けた
偉大なパイオニアのアニキ。

人の痛みがわかるからこその
アニキの歌声、そのすべてが響き、
愛や夢や勇気をたくさんもらいました。

先日、私のレギュラー番組
「Anison Days」でコラボした時、
私のちょっとしたアイデアを
取り入れてくれて。


「博子のアドバイスのおかげで、
新しい歌い方が見つけられて、良かった!」と
嬉しそうに話してくれたのに。

いつも支えてもらってばかりの
私でも、アニキのお役に立てた事が
心から心から嬉しかった。


この日の渾身の歌声に、心が震えました。



そしてアニキにとって最後のテレビ出演
となった「日本歌手協会歌謡祭」

一緒に歌った「マジンガーZ」
生涯忘れられません。




自分の出番が終わっても

楽屋に戻らず、私の歌を見守ってくれて…


来年も引き続き、
同じステージで歌うコンサートが
予定されていたのに。

まだまだ受け入れきれず…
本当に悔しいです。

生涯現役を貫き通し歌い続けた
アニキは地球の誇りです。

アニキと出会ってから
これまでの奇跡のような出来事すべてに、
感謝の気持ちでいっぱいです。

最後まで戦い抜いたアニキ、水木一郎さん。
どうか安らかにお休みください。